小さなお茶会 ~じるこん堂へようこそ~

匂いの迷路をひげの指すとおり進めば 少々思わぬことに出くわしても辿りつける…らしい。

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『アップル・ジャック』 川原泉 

アップル・ジャック川原泉 (空の食魔人シリーズ第2弾 P30)
<作品メモ>
昭和59年(1984年) 白泉社花とゆめ】24号掲載
昭和60年(1985年) 初版出版 単行本『カレーの王子さま 空の食魔人シリーズ-』に収録。


スノウ・マンは白
          …ふつうの状態。

レモン・ジュースは黄色
          …要警戒。

アップル・ジャックは赤
          …敵機襲来 あるいはその寸前。



空襲に関する自衛隊の3つの色分け区分。




モデルの北原エリカさんは弟のくんと二人暮らしの19歳。
11階建てのマンションに引っ越してから3日目のこと、買い物帰りにリンゴを誤って階段上から人様の頭上に落っことしてしまった。

(し、しまった)「ごめんなさいっ、つい手が滑っちゃって…。
おケガありません?」







「…降りて来い」

「は?」

「人の頭上から何事だ。
謝罪する気があるのならここまで降りてきなさい
(中略)」


厳しい顔したサラリーマンにぴしゃりと叱られぺこぺこするエリカさん。

これが、式部浩一郎さん(30)との出会いだった。


そして後日、式部さんが防衛庁勤務の特別国家公務員であると判明。
しかも制服組幹部、自衛官一等陸尉であった。(略して一尉)
(*一等陸尉とは…昔の軍隊でゆーと陸軍大尉くらいかのう?よーわからん。by作者)

ここで、『エルフを狩るモノたち』で律子ちゃんの愛機ミケと同じ戦車「74式」(セコハン74式)がちらっと登場。
川原泉の描く戦車もまたなんだか別の意味で生きているような不思議な趣…。


ちなみに…
防衛庁HP

陸上自衛隊

航空自衛隊オフィシャルサイト

海上自衛隊

統合幕僚監部



しかし、式部一尉が自衛官だと知ってやおら背後からジャンプチョップをかますエリカさん。
びっくりして振り返る式部一尉にエリカさんが投げつけた言葉は…。








「戦争ハンタイ、自衛隊は国民の敵、我々は二度と同じ過ちを繰り返しません(by21世紀への提言)」





対する式部一尉は…。




「…慣れている」 (ぎゅうと拳を握り)

「え?」 (口をいーーっとしたまま)

「我々自衛官は、国民から攻撃迫害されることに慣れているのだ」 (顔にたて線いれながら)

「現にこーして自分も私服で通勤しているざまだ。
ここまで気を配っているのになんで人の頭をはたくんだよ!?」


「見せしめだ。
これがシビリアン・コントロールの威力なのだ。
国民は常に自衛隊を監視している」






「朝もはよから女子供なんかと防衛論議をやるひまなどないんだよ、お嬢さん。
それあげるから黙って食べなさい」
 (と飴をくわえさせて去る)






以来、自衛隊嫌いのエリカさんの式部一尉いじめが始まったのだった…。
その1: うっかり靴の踵を踏みつける。
その2: うっかり背後から大根で後頭部を突く。
その3: こっそり頭にでっかいリボンを付ける。
その4: 会う度に露骨に面と向かって敵意を見せる。
その5: 朝のジョギング中に背後から
ソ連が来た!!」(*1984年昭和59年当時は冷戦の真っ只中。冷戦はww2終了直後からソ連崩壊1991年まで続いた)
と叫んで、思わず匍匐前進の体勢に入った式部一尉にリンゴを投げつける。(*自衛隊に仮想敵国はないという前提で、「なーにが専守防衛だよー!わはははは」と雑言を吐きつつ…)







はい、懐かしいノリです。(自衛隊の皆さまごめんなさいm(_"_)mこのマンガは1984年当時のモノです)



しかし、エリカさんの弟・透くんは16歳ですが常識をわきまえた大人です。

「俺は…、16のこの年になるまで、あれほど恥ずかしい思いをしたことはかつてない…。
ねーちゃんに常識があるのなら、行ってちゃんとわびてこい。…な?」










しかし、マンガではひょんな事から式部一尉に命を助けてもらったエリカさんはその後、掌を返したよーな態度(笑)で式部一尉に感謝感激します。
この辺りの軽さが川原泉の持ち味でしょうか!?

でもいーんです、少女マンガだからいーんです。
だって、ここで式部一尉はほんとにカッコよいんですもの♪






ちなみに、エリカさんがどうして反自衛隊論者なのか?(ま、当時の世論もほとんどこんなモノだったかと記憶しますが)

エリカさんたちは米軍の中尉と日本人女性とのハーフで、その父親の中尉はベトナム戦争のさなか(解放軍がテトの大攻勢をかけていた頃)輸送機が墜落して亡くなったとちらっと出てきます。




「ほんとにねぇ…。もし女がこの世を支配していたら、戦争も口喧嘩ぐらいですむのにね」

以下エリカさんの脳内米ソ冷戦の図。

アメリカ「カチューシャのばか!うそつきっ、陰気!根暗!」

ソ連「まあ、お下品! ジェーン、あなたこそ白痴でケーハク、お調子もので有名よ!」

日本「な、マダム楊、わしら茶でも飲みにいかんかね?」

中国「そやな、富士子はん、さわらぬ神にたたりなし。インディラも行くか?」

インド「少し考えてみる」




ここはマンガのほんのヒトコマなんですが(しかもストーリーとはさして関係ない)、なんかね、この辺りの発想がものすごく新鮮だった覚えがあります。

ほんとになー、有能な政治家たちがプライドをかけて戦争にするくらいだったら、不条理でも口喧嘩ですむ世界の方がよっぽど平和かもしれんなと思ったもんです。

私自身、学校では左翼思想満載の教育を受け、それこそ共産党よりの大学で「なにがなんでも戦争ハンタイ!」な思想で青春時代を過ごし、ほんの数年前まで

テポドン(*1998年(平成10年)に発射。日本本州を越え三陸沖に着弾した)
ふーん、北朝鮮が攻めてきても日本は無抵抗で攻められればいいんじゃない?
だってそうすれば負けるけど戦争もすぐ終わるし、最小限の被害で済むんじゃない?
北朝鮮みたいな国になってもいいのかって?
いいんじゃないの。
そら、あんな生活好きかと言われれば嫌だけど(なんで日々あんなオッサンをヨイショせねばならんのだ…)、なんだかんだ言ったって北朝鮮の人でもああやって笑って暮らしてるんだから、日本人だってそのうち慣れて笑って喜び組とか平気でやるようになるんでない?」


などと考えていた。
















あほうですか?

あほうですね、ハイ。_| ̄|○



うーん、我ながら恐ろしいですな。

北朝鮮「対日潜入工作」 宝島社 1200円
北朝鮮は、何しに日本に潜入するのかとか、朝銀の裏金作りの手口とか、今的には核開発の方がホットなんですけど、まぁ、そのへんの背景が解説してあります。で、潜入の目的は、日本の北朝鮮化だったらしいです。(中略)

風大左エ門さんの書籍評より



とゆーか、もうマジで自分もやや北朝鮮化してたんでないかと思う。
もうー、ね、過去のことながら「自分、どこの国の人間や?」と。
んもう!(;゚д゚)つ>>***なんでやねん!と自分でつっこみ。



また、そのテポドン騒動の前だったかと思うのですが、週間新潮だか文藝春秋だかで、こんな記事がありました。(*ソース不明、記憶のみ)

渡辺ミッチーの愛称の自民党議員、渡辺美智雄議員が北朝鮮の誰だかと会談(非公式だったと思う)し、北朝鮮側からこっそりとこう耳打ちされた。

「我々は核を保有している」

が、当のミッチー議員はさして興味なさ気に

「あ、そう」

とさらっとスルーしてしまった。
北朝鮮側の方が焦って

核爆弾ですよ?広島・長崎のアレですよ?」щ(゚Д゚;щ)カモォォォン

と日本の対応に肩透かしをくらった、という感じの記事だった。

当時その記事の論調は「こんな重大なことを言われて怒りも焦りもしない、平和ボケの日本は大丈夫か?」みたいな感じだったと記憶する。

その記事を読んだとき、こんな外交戦術もあるのだなと本気で感心したものです。(多分、当の渡辺ミッチー議員は戦術もなにもほんっとに関心がなかっただけのような気も…)

当時は本当に、こんな丸腰で相手の毒気を抜く手法を使えるのは日本だけだろうなと、当分これで行けばいいんじゃないかと思ったものですよ。とほほ。






でもねー、知らんというのはやっぱ恐ろしいことだと思います。
最近のTVの報道をいろいろな情報と照らし合わせて見ていると、明らかにある方向性を意図しているのがわかります。

私は、政治とメディアは別の権力を持っていると、なんというか、メディアはもっと知的な力があるんだと思っていました。

右翼左翼かなど、正直もう自分はどうでもいいです。
大事なのは、自分がどこの国のヒトで、自分の国をどう大事にしていくか、だと思うのです。

先日の日曜日の朝のTVの討論番組で田原総一郎氏が中川政調会長といろいろ討論してて、いちいち「右の人はね…」とか「右翼の…」みたいなくくりで靖国神社について語ってるのを見て、なんとも情けない気分になってしまいました。

もう、ね、「あなた、どこの国のヒトでつか?」みたいな。
なまじ尊敬してた部分があるだけ切ないです。

だって、それだけ親中派なら知ってるはずでしょう?
中国が何をやろうとしているか、どうゆー効果を狙って発言しているかくらい。
あほうの私でも少しは考えますよ。


最近では昭和天皇陛下の発言メモ(富田メモ)が…とさも重大なことのようにTVで煽ってるけど、それが本物なのか、「私」が誰なのかマスコミがキチンと考察せんでどうするのよ!?みたいな。







折りしも、8月。

★【今見られる原水爆の動画集】byたまごまごごはんさんのブログより

このアメリカの次に多くの核実験を行っている国が、お隣の中国だったと思いますが(*)、それについて田原さんはどういう意見なのか聞いてみたい。
「一番多いのはアメリカじゃないかっ!」
で終わったりするのかなぁ…。

(*)ある現代美術の作品に世界地図上に今世紀核実験した部分を点滅させる、というものがあったんですが、アメリカ・ソ連が多いのは当然だろうと思っていて、しかし実際地図上で思いの外「ピカ」「ピカ」し続けていたのが中国の上で二番目に多い実験数という説明があったと記憶しているが、誰のなんという作品か覚えてないです。





5、6年くらい前ですが、ある人と日本と中国の戦後の歴史に対する意見の食い違いについておしゃべりしてた時のことです。(議論というほどでもない)

私は教育の賜物か

「日本は先の戦争でひどいことをしたんだ、反省っ_| ̄|○」

という基本姿勢にわずかに

「でも、それでも当時は良かれと信じてやったのではないの?残虐非道の限りを尽くことが目的で戦争したわけじゃないんじゃないの?」
「中国やアメリカのいうことばかりが正しいの?」

とほのかに考え始めていた頃のことです。




毎度のことながら、なにかの報道で「アジアの人々は今でも日本を憎んでいる」だの「中国が怒っている」だのとさかんに言われていた時期でした。

その知人は生粋の日本人。
ある絵画のサークル(○○会といい、会員数はかなり多い方だと思う)で中国人や韓国人の画家との交流もある人でした。



「もう、だから日本は悪い国のよ!なにもかも日本が悪いんだからもっとちゃんと謝るべきなのよ!」

と前面的に日本悪しの意見で、私は

「…う、ううーん、でも~。日本にも日本の立場があったと思う…しぃ。
それに、同じ事件があったとしても、日本の主張と中国の主張が真逆だったりするんだから、その辺はちゃんと調査してからじゃないと…無闇に謝るのもどうかと…」


とやや弱腰に反論。今ほど簡単に多方面の情報を得ることは出来なかったので、どこがどう違うともはっきりできずもごもご言うと…。



「中国の人たちは誇り高い民族なんだから嘘つくわけないじゃなーい!」真顔。




日本と中国の意見が食い違う時は必ず日本が嘘を付いていて、中国が正しいのだ!と力説されました。(その人はほんとうに生粋の日本人ですが…)






さすがに私も目が点に…。



「…そんなこと、ないと思う。
中国人て、嘘つく時は平気で嘘つくと思うよ?」




その人は、それでも悪いのは日本なんだから!と譲りませんでしたが。
一体どんな交流をすれば盲目的に手放しで相手を信じてしまえるのか、と衝撃を受けたものです。






私?私はですね、中国は正直なとこ靖国神社なんかどうでもいいと思ってると思います。
「靖国、靖国」って騒いでおけば日本の国内で勝手に騒いで衝突してくれるし、ODA関係やら経済的、国際政治的に優位に立てればいいと思ってるだけだと思ふ。
だから日本国内の分詞論(*追記:→分祀)やらも聞いていてあほらしい。

上↑の中国の核実験「共産党万歳」フィルムを見て思ったのは、

おいおい、経済援助してて軍備拡大、中国様は核持ってるんだぞこるぁ!で恫喝されてりゃ世話ないぞ…」

という感じでした。






たまごまごごはんさんちの記事のラストにあったイスラエルの現状の写真を見て、ちっとナーバスな気分になってしまったかも。
人間の焼け焦げた死体の一部とか、埃まみれの死体とか…。
覚悟して見ましたが、やはり複雑です。







で、先日の映画『笑う大天使(ミカエル)』にちなんでちょろっと川原泉教授のマンガで精神的バランスをとろうと思った私です。ふう。

なんだか激しくとりとめないですがご容赦を。








先日のTVを見て、田原さんに聞いてみたいことが。
小泉首相靖国神社参拝のせいで「アジア外交が悪化した」ってよく言いますが、いったい「いつ」と比べて悪化したんでしょうか?

中国側の首相が「日本の首相とは会ってやらない」って言うこと以外で実質悪化した事柄って何があるんでしょうか?
(*追記:現在の中国の首相温家宝首相:2003年就任)

胡錦涛は国家主席。←この首相と国家主席の違いとか、どんな人なのか知っている日本人はどれだけいるんでしょうか?ちなみに小泉首相は胡錦涛国家主席と2005年4月にインドネシア、ジャカルタ、アジア・アフリカ首脳会議で会談しました。(小泉首相が「そのペン貸して♪」と言い、胡錦涛国家主席が渋々貸したってやつでしたっけ?いや、そんな昔じゃなかったよな。「ペン♪」は今年のことだったような…)

中国総合ガイドの基本中の基本より *←この中国情報局はサーチナという団体?が運営、ひとりのある中国人留学生の‘小さな夢’(体系的な情報による日中友好?を目指すモノ、らしいが…)を原点・目標に開設、この2006年6月で開局8周年とあります。




反日運動は日本のせいって言うけど、中国の政府が小学生に「日本人は残虐非道な民族だ、だから殺していい」って日々教育してることは関係ないんでしょうか?こっちの方が問題じゃないんでしょうか?






マダム楊と富士子のお茶会は、ものすっごくファンタジー以上のファンタジーなのかもしれないですが、でも薄っぺらいペコペコ外交よりは現在の衝突外交の方がマシかもしれないと思います。

衝突すれば、少なくとも今までとは違う道が作れるかもしれませんから。





この記事に対するコメント

今回はまた一段とうなずける記事でした。

>「中国の人たちは誇り高い民族なんだから嘘つくわけないじゃなーい!」真顔。 >
私の知人(共産系組合員)も、去年の反日デモに際しては「日本が靖国参拝をやめないから、中国の人たちの感情を傷つけてるんじゃない」と申していました。『愛国無罪』で暴力に訴える姿勢については不問なんですね。

身内を貶して他所様を立てるという日本人の美徳も、失礼ながら彼らのレベルまで行くとアホの領域ですね。お人好し=バカみたいな(失敬!)。誇り高い民族が何であんなに多くの窃盗団を結成するのか、はなはだ疑問です。

渡辺ミッチーの武勇伝(!?)は私も聞いたことがありまして、めっちゃ受けました。ミッチーやるじゃん(←え?)
【2006/08/15 01:02】
URL | 館主 #X.Av9vec *編集*

☆館主さま、いらっしゃいませ~。
>「日本が靖国参拝をやめないから、中国の人たちの感情を傷つけてるんじゃない」

これもよく聞きますよね。でも、「感情が傷ついたから暴れていい」というのは結局暴れたもの勝ちなんだと思いません?
日本人はあまり大暴れしないから「傷ついていない」のでしょうかね。(腹の底からくつくつと来ているところだと思いますが)

先日の小泉首相の靖国神社参拝報道も、TVで「アジアの反応」ってヒステリーに紹介する時って中国と韓国だけなんですよね~。
日本のマスコミは何がしたいのでしょう?(日本を中国や韓国みたいな国にしたいのだったらゴメンですけども)
もし本当の意味の友好や「国益を損ねない」ための意思があるのなら、ただ中韓のヒステリーを拡声器使って繰り返すのではなく、日本という国の立場や精神性を相手に理解してもらうべく努力も必要だと思います。

>渡辺ミッチーの武勇伝(!?)
あれって武勇伝に入るんですかねぇ(^^;)。
確かにあの豪胆さは厚かましい国相手には必要な性質かもしれず。

【2006/08/17 19:06】
URL | こるち #SFo5/nok *編集*

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