小さなお茶会 ~じるこん堂へようこそ~

匂いの迷路をひげの指すとおり進めば 少々思わぬことに出くわしても辿りつける…らしい。

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宇多田ヒカル ツアー「UTADA UNITED 2006」 

宇多田ヒカルのライブに行ってきましたヨ!
「UTADA UNITED 2006」ツアーの期間限定ブログ



そんなものごっついファンでもないくせに、アリーナ1階前から4列目のほぼ中央の席…おまいはなんでそんな席にいるのだっつーのΣ(゚Д゚;≡;゚д゚)!
な己でもびっくり仰天なまさにSS席=「スペシャル・シート」にて初ウタダのライブです。

今までいろんなライブに行ってきましたが、小さいライブハウスならまだしも、こんなデッカイ入れ物でちゃんと肉眼で当人の表情まで見える席にきたのは初めてです。
アホのように口あけてステージを見ちゃいました。
初めてN.Y.に来たお上りさんのようです。
だって、この席なら肉声だって聞こえるのじゃ?と思うくらい近いんですよ!あーた。

なのに私の席の周囲はこんなスペシャルシートにいるのに「あんたたちファンでないの?」みたいなクールな方がけっこういる。(私もそうコアなファンでもないけども)

かと思えば、「あんた何人(ナニジン)?」と国籍不明、年齢不明なでも「ヒッキー!L・O・V・E・ラーヴ!」の暑い…いや熱いファン(男性しかも複数)もいるし、直立不動のままじぃーーーーっと微動だにせず全身全霊で歌に聴き入っている妙齢の女性もいます…。








正直、ファン層ってもっと若者だらけかと思いきや、男女比3:7くらいの年齢層は老若男女な不思議なバラけ方。
10代から60代まで、違和感なくそろってるような。

ヒッキーのコアなファンってどんなのだろう?と観察してみましたが、見ているだけではどれが「コア」でどれが「なんとなく」なのかよく分かりませんでした。
今までのライブ経験からいくと、だいたい見かけ「格好」で分かるモンなんですが、きっとあまりにまんべんなく人気があるから皆「普通に」好きで来たんだろうかと推察します。

ちゅーか、「これが宇多田ヒカル!」って固定したイメージってないのですよね。多分。

例えばあの「traveling」(2001年)のPVでは手塚治虫ピノコ(by*『ブラック・ジャック』)をイメージしたのか!?と思われる“キュートな人形”風のキャラが印象的ですが、
traveling traveling
宇多田ヒカル (2002/01/30)
東芝EMI

*詳細を見る

そこいらにそのコスプレした人がいるのでは?とか、クマの着ぐるみ着た人がいるのでは?とか探してみたのですが、あまりそんな遊んでいる人っていないのでした。(ちょっとつまらんのぅ)
(*)宇多田ヒカルは手塚治虫のファンでもあり、ネットアニメの『ブラック・ジャック』でピノコ役で声優にも参加している。





で、なんで今回宇多田ヒカルのライブに行こうかと思ったかと言いますと、今年の6月に発売された最新アルバム『ULTRA BLUE』が好きだったからなんですよ。

『ULTRA BLUE』までの流れ byオリコン
ULTRA BLUE ULTRA BLUE
宇多田ヒカル (2006/06/14)
東芝EMI
*詳細を見る



しかし、私はこのライブが『ULTRA BLUE』のライブツアーなのかと思っていたら、そういうわけでもないんですねぇ。単純にみんな青い服着てくるのかと思ってたけど青い色の人ってほとんど見かけません。



ものすっごいファンでもなく、宇多田事情にも疎いのでよく知らなかったのですが、デビューしてから8年でこのライブツアーそのものが6年振りというものだったんですねぇ。
ほとんどセカンドライヴみたいなものですか。

だからか、このツアーで初めて宇多田ヒカルのライブに行ったって人はけっこういたのかも知れません。私もそうですが。

大阪とか新潟でのライブレポートを読む限り、かなり盛り上がっていた様子。
が、この度私が行ったライブでは、ステージの上の宇多田ヒカルも客席のファンも「初めまして…」みたいな、なんだかお互い初対面同士のようなぎこちない雰囲気が漂っていたように見えた。
何度かライブやってると、ファンとステージの間にはある種の安心感に似た空気ができてくると思うが、そういった「慣れ」みたいなものがない。

フレッシュな、もしくはややナーバスな空気。
地方によって差があるものなのか、新潟のライブレポートほど盛り上がっていたかなぁ…というのが正直な感想。



実際、ステージに上がったばかりの彼女は、私のイメージに反して当初ものすごく固い表情で今にも貧血でぶっ倒れるんじゃないかと思う程危うい様子(に見えた)。

想像できないくらい緊張していたのだと思う、今考えるに。
もう、知らない曲の方が少ないくらいだし、イメージではすっかり音楽界の大御所?のような気がしていたからちょっと意外なほどの固さです。

私でさえ、アルバムはこの1枚しか持っていないのにライブで演奏した曲はほとんど知っているというのが宇多田ヒカルのスゴイところなのだが、ライブでの彼女はバックの音を上手く拾えてないのかややキーがズレてたり、ある一定以上のキーが出ていなかったりと喉の調子が悪いのかな?と心配したりするくらい。

ライブで音がズレるくらいよくあることだし、ノッている時はそんなモン気にならないのだけど、私は気になってしまったのだよ~~(T T)。あーうー。




ステージのセットは意外にシンプル。
バンドも6名で、コーラスもいない。
でも、めまぐるしい回転で背景にデジタル映像が映ります。

夫の紀里谷和明氏も演出に参加したってありますから、多分あの巨大スクリーン(近くで見ると特大ビーズのすだれみたい)の映像を担当したのかもしれませんね。

紀里谷和明氏と言えば、映画『CASSHERN』。
くろん君はこの映画の主題歌になった「誰かの願いが叶うころ」(2004年)が大好きで
誰かの願いが叶うころ 誰かの願いが叶うころ
宇多田ヒカル (2004/04/21)
東芝EMI

*詳細を見る

この曲が車の中でかかると、CDと一緒になって青筋立てて熱唱するくらいなのであります。



ちゅーかね、私らが歌える歌ってこの「誰かの願いが叶うころ」くらいなのじゃないだろうか。
歌詞が覚えやすいとか、曲が覚えやすいって意味で。

他の曲は好きでも歌えないよぅ…_| ̄|○。
ヒッキーの歌はムツカシイのよ、曲も歌詞も。

いや、ムツカシイのではなく、自分のナイーブな言語回路に宇多田ヒカルのあの独特の発想によることばの飛翔についていけないのです。
だから、好きな曲でも歌詞が覚えられない…。



「おかしいよね、宇多田ヒカルの歌って」

「うん、もう何を考えたらこんな転調を持ってくるのか…。
ぜってーありえねぇ発想」


「この、‘げんこうようしごっろくま~い!!’とか
‘ど~んぶーらこっこ よーのなかう~きしずみぃがはーげしいなぁ’とか
どーゆー流れでこの歌詞なのか…。だから覚えられないのよぅ」


「その「Keep Tryin'」もコードとか音の選び方とか独特すぎて、誰も真似できんだろ。
大体、この内容の歌詞(がんばるぞっと!みたいな)なのにこの軽やかなメロディーって、それでいてちゃんと前進してるってイメージだし。
ボクはあのauのリスモのCMで萌えた。あれは「Keep Tryin'」(2006年)バージョンがやっぱインパクトでかいよね」

(リスモのあのリスにはピチちゃんに通じるカワユさがあると思う)
Keep Tryin’ Keep Tryin’
宇多田ヒカル (2006/02/22)
東芝EMI

*詳細を見る


「かと思えば‘いーつか むすばれるよ~り こんやいちじかんあいたーい’とかさ、
‘しぃろーい はーたはあきらめたときにだけかざ~すのー’とかさ、
ズバッとストレートで印象的に突っ込んでくるし」
(「colors」2003年) 
COLORS COLORS
宇多田ヒカル (2003/01/29)
東芝EMI

*詳細を見る




などと、時々話すんですが主に私は歌詞について、くろん君は曲について宇多田ヒカルは「おかしい」という点で一致するのです。(←*ものすごい誉め言葉としてですよ!独創的で他の追随を許さないという意味で)






で、ライブ。

今回のライブは、その点で「歌のクオリティーが高すぎて、歌っている本人が追いつけていない」ところがあったのでは?と思います。
でもこれは、歌っている本人もどこかでそのようなことを言っていたような気がしますので、自覚はあるのかもしれません。(*←歌のクオリティーを限界まで追究してるって意味だと思う)

個人的にステージでの歌にノれなかったところは、先のキーがあってなかった部分とかそういったところもあるんですが、もともと私には宇多田ヒカルの歌はムツカシく、それに加えてステージで高度な映像解析も必要としたため自分の脳内でフリーズしてしまったからです。`( ̄ 因  ̄;)´プシュー!




自分で言っておいて自分でフォローしますと、音楽を聴くときは私は視覚をあまり使わない方です。

映像が重いと脳内メモリがパンクしてしまって音楽(聴覚)の解析にスペックが追いつかなくなる、と言う感じでしょうか?




歌、すごく好きなんですよ!
Passion」(2005年)とかもうすっごく好き。
Passion(DVD付) Passion(DVD付)
宇多田ヒカル (2005/12/14)
東芝EMI

*詳細を見る

なんでこんな宇宙的なメロディーの中で‘ねんっがじょぉおおはー しゃしんつきかな~’なんだ!?ああ、もう、大好きだよ!そーゆーとこ(>_<)o”くそっ!



で、歌を聴こうと思ったら余計な感覚は閉じればいいんです、私の場合。
視覚を閉じ体の余計な力を抜き、ひたすら耳(聴覚)にのみ集中します。

だから、後ろの人は「なんだこいつ~、ノリ悪ぃな、もうー」と思ったかもしれません。(むしろ宇多田ヒカルの姿がよく見えてよかったかな?)
ある時間帯は、前から4列目にいながら座ってうなだれて聴いていたので、「退屈してる!?」と思ったかもしれませんが、逆ですから。

ものすっごく、曲に入ってたので自分の中では。



で、歌が自分の中に入ってきたキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!ときには



すでに 滂 沱 (T^T)。
全部英語の知らない曲があったけど、けっこう好きだったな。(なんて曲だろう?)

その時の自分の感情にもよるのですが、ある曲(歌)には大きな力を感じます。
触れられない心に触れて揺り動かす力を持つ曲です。

音楽には力がある、そう感じる一瞬です。




例えば、歌の内容やメロディーそのものがもの悲しいから(失恋とか人が死んだとか)泣く、という場合もありますし、悲しい時に悲しい歌を聴いて共感して泣く場合もあるでしょう。

でも、宇多田ヒカルの歌で分かりやすく「悲しい歌」って案外ないのです。


「海路」とか始まったと思ったらいつの間にか終わってて、悲しいとかどうなのかよくわからないまま曲にぽつんと置き去りにされてしまい、結果ものすごくさびしい気分になってしまったりしますが…。




そうではなく、胸に入ってきた音楽に無性に頭を撫でられたい、とか裸のまま気持ちのいい毛布にずっと包まってたい、みたいな。

でも歌が終わってしまったら、イヤでもそこから出なくちゃいけないから切ない、みたいな。

もう肉体を離れて心だけで宇宙まで飛んでいけそうな高揚感なのに、実際はここにいるだけっていうジレンマに生体反応して涙が出る、みたいな…?


うう、うーん。
それとも、愛すべき故郷の風景に思いがけず遭遇して、でもそれは現実ではなくて、でも懐かしくて涙が出る、みたいな…?






自分でも意味よくわからなくなってきました。

でも、自分の感情とは別もののように心が突き動かされて涙が流れると、なんだかすっきりするのですよ。
ずっとズレてた背骨が整体行ってすっきりするのと似ている爽快感。










昔の思い出みたいなものですが、例えば、ステージの上と客席が一体になる瞬間てのがライブにはたまにあって、そういう時の空気といったらもう鳥肌が立つほど濃密だし、ステージの上にいる人はまさに音楽の神が降りてきたとも思える神々しさを放っていたりします。

これが自分だけ錯覚なのか、大部分の人が共有したものなのかわかりません。
でも、そんな瞬間は実はそうないものなのです。

同じアーティストが同じ曲を演奏しても、同じあの恍惚とした瞬間が必ず訪れるとは限りません。

もし、そのような瞬間に立ち会えたのならそれは幸運だといえます。







今回のライブでは、当初やや緊張気味にスタートし、中盤ファンの反応にほっとしたのかリラックスしてやっとのびのび声が出てきたかな?と思った時にはラストの曲だった、という感じでした。

もっと歌おうよー!と思ったんですが、夜7時過ぎに始まって2時間ですからそんなに短い時間ではないんですよね。

でも、あっという間に終わってしまった気がしました。



今回のツアーパンフレットには、2000年(17歳?)からこの2006年(23歳?)の夏までの宇多田ヒカルのサイトに寄せたメッセージの抜粋が載っています。

ヒッキーってまだ23歳の女の子だったんだなぁ、と改めて思いいたります。


詩も曲もスゴイセンスしてるし、TVなどに出ているヒッキーは自然体な大物のような思い込みがありましたが、プレッシャーに押しつぶされたり、落ち込んだり、身近な人に愛情を求めたりもする普通の女の子なんだなぁと。

あまりにも曲が売れるし、若くして色々なことにチャレンジしているから彼女自身もぶっ飛んだ性格なのかと思っていたけど、ステージに上がったばかりの心細そうな表情には、ああ、そうか、ヒッキーでも緊張するんだと目からウロコ。

でも、ライブでは「ヒッキー」にちゃんと成るんだなぁ。
やっぱスゴイ女の子だ。




私なんかは最近聞き始めたばかりのファンとも言えないようなへぼいファンだけど。(座って聴いてたけどすっごく楽しかったよ!やっぱライブはいい)




「がんばれよ、ヒッキー!応援してるぜ!」




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この記事に対するコメント

お久しぶりです。。こるちさん(^^)

残暑厳しい中、コンサートお疲れ様です。
私もヒッキー好きですよ、CDは「COLORS」しか持ってないんですけどね。。
「白い旗・・・」のところと、「黒い服・・・」のフレーズが好きです。
ライブ好きにはとても羨ましい限りでした。
これで明日の通勤曲、決まりです(笑)
【2006/08/16 19:57】
URL | youming #- *編集*

☆youmingさん、いらっしゃいませ~。
暑い日が続きますねぇ。
>これで明日の通勤曲、決まりです(笑)
お盆休み明けはまたこのうだる暑さがつらいところです。
ヒッキーの軽快な曲は通勤向けかも。

ところでお盆の送り火には、デッカイわら舟を海に流したり、ナスやきゅうりで馬作って海に流したりしてまして、それが済むと「ああお盆が終わったなぁ」と実感したものなのですが、この辺りではそんな風習はなくいつの間にかお盆が終わっててつまらんです。うう。

【2006/08/19 23:01】
URL | こるち #G4Jq8pxo *編集*

曲目メモです。

===== UTADA UNITED 2006 8/8 =====

01.OPENING
02.Passion
03.This is Love
04.Traveling
05.Movin'on without you
06.SAKURA Drops
07.FINAL DISTANCE
=== MC ===
08.First Love
=== 映像とナレーションでインターバル ===
09.DEVIL INSIDE
10.KREMLIN DUSK 
11.YOU MAKE ME WANT TO BE A MAN
12.Be My Last
13.誰かの願いが叶うころ
14.COLORS
=== MC ===
15.Can You Keep A Secret
16.Addicted To You
17.Wait & See Risk
=== MC ===
18.Letters(←本人が一番好きな曲だそうで)
19.Keep Tryin'
=== アンコール ===
20.Automatic
21.光
【2006/08/23 09:26】
URL | こるち #SFo5/nok *編集*

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