小さなお茶会 ~じるこん堂へようこそ~

匂いの迷路をひげの指すとおり進めば 少々思わぬことに出くわしても辿りつける…らしい。

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映画 『ハチミツとクローバー』 

草原を作るには
ハチミツとクローバーが必要だ
    
            ---エミリー・ディキンソン



映画『ハチミツとクローバー』
ハチミツとクローバー ~恋に落ちた瞬間~ ハチミツとクローバー ~恋に落ちた瞬間~
櫻井翔、 他 (2006/07/14)
角川エンタテインメント

*詳細を見る


原作 : 羽海野チカ(『ハチミツとクローバー集英社刊)
監督 : 高田雅博
脚本 : 高田雅博、河原雅彦
撮影 : 長谷川圭二
美術 : 中村桃子
スタイリスト : 白山春久
音楽 : 菅野よう子


=出演=
竹本くん : 櫻井翔 ←*適役!あまりにも普通でジャニーズ君とは思いませんでしたよ。
はぐちゃん : 蒼井優 ←*とてもはぐちゃんっぽかった。かわいい~。
森田さん : 伊勢谷友介 ←あの『ワンダフルライフ』(是枝監督)で素人っぽかった彼がこんな'俳優'になるとはねぇ…。
真山 : 加瀬亮 ←個人的にはこの真山はちょっとヘタレすぎかなと。
山田 : 関めぐみ ←*すごくビジュアルが山田っぽく好感が持てます。踵落としが見られなかったのが残念。
修ちゃん : 堺雅人 ←*この手の笑顔の人間って曲者なのよねぇ…。
理花さん : 西田尚美 ←*髪型さえ同じなだけで「理花さん」になれてしまうかもよ。
藤原兄弟 ←*キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!!!!
(マリオ) : 堀部圭亮 ←*まさか、あのままで登場するとは…
(ルイジ) : 宮崎吐夢 ←*しかも、違和感なし…
幸田先生 : 銀粉蝶 ←*一見悪者役なんだけど、大人から見ると愛ある人なんだよね。
宮大工 : 中村獅童 ←*「あれか、自分探しってやつか?」名セリフに入れます。

*はぐ作品 : MAYA MAXX
*森田作品 : 森田太初 ←伊勢谷友介くんとは東京藝術大学の卒業制作を手伝った経緯もあるお友達らしい。



製作:「ハチミツとクローバー」フィルムパートナーズ
(アスミック・エース エンタテインメント/集英社/ジェイ・ストーム/電通)
配給:アスミック・エース







なんとなくこの映画は「夏休み中」に観たいなぁって思ってました。
「今日まで上映」という最終日に、明日も仕事なのに~の相方と夜11時上映夜中の1時半終了という「なんでそんな時間にしか上映しとらんのじゃ~!!」なシネコンへ出かけてきましたよ。










なんかね、もう学生なんて卒業してホニャララ年だというのに私も相方も妙にくすぐったい、じれったい、ちょっとほろ苦い、そんなセンチメンタルな気分になってしまいましたとも。ええ。
不思議でね、私も相方も美術関係の学科とは程遠い学部学科だったわけですが、あの学校独特の学生特有のブレーキが壊れた暴走車を思わせる人間の楽園、みたいな時代での思い出って似てるんだなぁ。

ほんとみんなバカっていうか、せっかちっていうか、森田さんと竹本くんじゃないけど
「オレ最高~!!」
「青春最高~!!」

のノリの懐かしさに微笑みつつ、あんな夜中にわいわい焼肉食べて♪「にく、肉、牛肉はさいこう~、オレは肉~」♪とかバカな歌を歌って酔いつぶれる楽しさを理解しつつ、頭のもう片方では「自分が学生だったら楽しいだろうけど、大人になった今や家の隣にこんなバカ学生が生息してて日々夜中にあんな歌を聴かされたらぜってーヤだな」とか苦笑してしまいました。

ふ、大人になったものよ。

あと、学生の頃はタバコを吸う仕草に男の色気とか感じたものですが、世の喫煙者のマナーの悪さにすっかり嫌煙家になってからか、
「げ、真山マルボロ吸ってんのかよ。最悪な匂いだな」
とか
「修ちゃん~、ハイライトって匂いキツくて体調悪い時ってほんとに具合悪くなるやな煙だぞー。はぐちゃん可愛いなら禁煙しろー」
とか余計なお世話な感想しか出てこない自分がちょっと哀しい。







映画を見た時、自分の作品の中ではかなえられなかったコトがひとつかなえられているシーンがあって、涙がぽたぽたこぼれました。
素敵な言い方が浮かばなくてもどかしいけれど、映画にしてもらえてほんとうにほんとうによかった。

---原作者:羽海野チカ




原作にないシーンもいくつかあったけど、もしかしてあのシーンのことかな…?

はぐちゃんと森田さんが学校の裏庭で遊びながら大きなパネルにベタベタと絵の具を塗りたくって絵を描いているシーン。



ああ、自由だなぁ。

ってそう思った。
恋だとか愛だとか、好きだとか片想いだとかそんなコトよりも痛烈に昔求めたものがそこにあったよな気がして一番泣けてきた。
(*後日アニメ『ハチクロⅡ』観てたら「海へみんなで行こう!…というのは結局叶わなかった」というシーンがあった。やっぱ切なかった)







(ふと)「くろん君、この映画のどこがよかった?」

「んーとねぇ、全編通して菅野よう子の音楽だったところ♪ 最高!」ヽ(゚ω゚=)

「…そーだと思ったよ」(^_^;)

ちなみに、『下妻物語』を観に連れて行った時も同じ部分に反応していたくろん君であった。
「想像以上に面白かった♪」と思ったらしいが、それも最後のクレジットロールで「音楽:菅野よう子」と出た途端「特別面白い映画♪」という印象に跳ね上がったらしい。なんて分かりやすい…。

「あ、でもあの海のシーンはすっごく懐かしかった!
ああやってよくバカやってたよ~。

…ただ唯一違うのはムサ苦しい野郎どもばかりだったってところだけど。
多分、あんなカワイイ女の子がいたらもっとキラキラした思い出になっていたんだろうなぁ…」
(しみじみ)

というわけで、たとえ片想いと言えどもその女の子(しかもカワユイじゃん!)と海へ行ったという思い出があるだけ竹本くんは恵まれている!…と言えるのだそうだ。
なるほど。(でも目の前でキスされた現場ってどうなのかねぇ…ごにょごにょ)



原作もアニメも知っている我々ですが、映画は映画で別物として楽しめました。
うん、楽しい映画だった。

はぐちゃんの雰囲気がとっても自然だったし、ストーカーの情けない真山もクールに見えたし、奈良漬の山田もなぜかいじらしくて許せちゃうし、「オレ最高!」の森田さんもカッコイイのに変人っぷりが冴えていたし、ニコニコ笑顔の山南さん(*「新撰組」参照)系な修ちゃんもちょっとスキだなと思ったし、そして何より、一番才能もなく普通の人っぽい竹本くんが、実写になるとその「普通さ」がとってもいいなと思えて、ものすっごくこの映画のキラキラ感を支えていたように思いました。

これはマンガやアニメでは出しえてない、この実写の映画で一番優れた点だったと思います。
と同時に、学生をとうに終えた我々や案外男性でもはまるんだよねぇ…「なんで?」という不思議な状態を生むのかという問いの答えのようでもあります。

アニメでは「どうして君が主人公なのさ?」と不思議だった方も多いと思う。
でも、映画を観たら分かると思う。
なんで竹本くんが主人公なのか。

切ないわー。


でも観終わって、「楽しかった~!」と思える映画は久しぶり。
決して超大作とか、ものすごい大どんでん返しがあるとか、最後にはみんな死んじゃうとかそんな奇抜さもないけど、観て心の奥にほんわかした暖かさややさしい残響を感じる映画ってなかなか無い。

私は日本映画のこんな感じが大好きだ。





「ハチミツとクローバー」オリジナル・サントラ
音楽 : 菅野よう子

収録曲 :
 01. 恋ニオチル音
 02. Scooters
 03. Colors in Bloom
 04. 歌劇「ワリー」~さよなら、ふるさとの家よ
 05. Art-school-hood
 06. Circle line
 07. So much more to say
 08. Going to the sea
 09. うみと魔法とぼくらの日々
 10. Solus
 11. あてどなき旅
 12. Back in the moment
 13. Love is Growing
 14. 魔法のコトバ (*←スピッツの「魔法のコトバ」オーケストラ版)
 (Instrumental Version
    ~ Don't worry about the candy)
 15. You

   おくすり (*多分おまけってことだと思われ)
 16. 赤いマフラー~浜美大裏商店街
 17. 世界の森田
 18. クライベイビィ



★「ハチクロ」映画版主題歌 : スピッツ 「魔法のコトバ」

スピッツ歌詞研究室



★アニメ『ハチミツとクローバーⅡ
ハチミツとクローバー オリジナルサウンドトラック ハチミツとクローバー オリジナルサウンドトラック
TVサントラ、YUKI 他 (2005/09/07)
アニプレックス

*詳細を見る



集英社【コーラス】WEBサイト


羽海野チカ公式サイト


「ハチクロ」成分解析
というものがあったのでやってみました。↓こるちは、

    60%は柳の樹皮で出来ています
    34%は醤油で朦朧体で出来ています
    4%はローマイヤ先輩で出来ています
    2%は竹本祐太で出来ています

だそうだ…。
微妙にその通りなような気がしました…。朦朧体って。
ええ、自分でもローマイヤー先輩と竹本な部分に覚えがあります…。


ちなみにくろん君はっと…↓

    51%は伝説の大盃で出来ています
    30%は藤原デザインで出来ています
    9%はコロボックルで出来ています
    7%は花本修司で出来ています
    3%は山田あゆみで出来ています

うはぁ、これも微妙にその通りな気がしました~。
うん、確かにコロボックルと修ちゃんと山田の要素が感じられるちょっと乙女なくろん君です。

面白いのでお試しあれ♪




「ハチクロ」気分の12色絵の具 ←*ハチクロコラボ商品


★その他JBOOK『ハチクロ』関連グッズ


ハチミツとクローバーエスティファン ←*非公式ファンサイト


★『ワンダフルライフ』 是枝裕和監督:1998年作品
いや、なんとなく。すごくスキな作品なんです。




*ハチクロファンは分かっていると思うけど、タイトルの「ハチミツとクローバー」はスピッツスガシカオの歌からきたものでーす。





映画冒頭に出るエミリー・ディキンソンの詩には続きがあります…

(草原を作るのに必要なのは)
一匹のミツバチ、一房のクローバー、そして夢見る心

もしミツバチがいなくても
夢見る心が草原を作るだろう






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