小さなお茶会 ~じるこん堂へようこそ~

匂いの迷路をひげの指すとおり進めば 少々思わぬことに出くわしても辿りつける…らしい。

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日本のお月見 

今年の十五夜は10月6日(金)。(明日ですよ!)
明日はお月見

晴れるといいなぁ。(今現在雨…(T T)…)

お月見団子

★【JMANbizSTYLE】 ←手帳活用情報「くらしの行事→お月見(十五夜)」より







お月見の日は、毎年決まった日ではないのですが、これはお月見が「旧暦」で行なう行事だったからです。

旧暦(太陰太陽暦)は、月の満ち欠けで日付を決めるもので、新月~満月~新月を一月とします。
大雑把に捉えると、旧暦の15日=満月・十五夜と考えればわかりやすいかと。

太陰太陽暦とは?
月が地球を一周するのにかかる29.53日の12ヶ月分に相当する354日と、地球が太陽を一周するのにかかる356日に生じる差11日をうまく工夫して、月と太陽の両方の運行を考慮した非常に科学的な暦。

4000年程前から中国の黄河流域で「農暦」として使われていたものが、6世紀後半に日本に伝来し公式に使われ始めるたとされる。
しかし中国との間に2日の誤差が生じたため、数回修正を試みるなどし、天保13年(1842年)には天文学的にも最も正確な太陰太陽暦となった。
★【日本古来の太陰太陽暦】より



太陰というのが太陽に相対する「月」のことです。

当然現行の太陽暦(グレゴリオ暦)とはシステムが異なります。

ちなみにこの旧暦が現在の西暦に変わったのが明治5年(1872年)
当然それまでは日本はこの旧暦=国暦として動いています。
古文書など文献の日付などを現代の暦に当てはめるとずれるのはこのためです。

当時日本は欧州から文明国としての開国をせまられたことや、官吏(公務員?)の給料が月給制になり、配給を西暦の12ヶ月分にするため(旧暦では13ヶ月分の給料が必要になるらしい)などの思惑もあり、かなりの反発もあったであろう中

明治5年(1872年)12月3日を以って、明治6年(1873年)1月1日とする」

という太政官布告を出し、国暦を太陽暦(今の西暦)に移行します。

そのため両者の日付にはまったく関連がなく、お月見の日付(旧暦8月15日、旧暦9月13日)も年によって一定しません。
なので、毎年「えーと、今年のお月見っていつだっけ…??」と頭を悩ます現代人こるちです。

しかし、最近の手帳にはこの旧暦の行事(お月見など)も記載してあるものが増えたのでずいぶん重宝します。



で、もともと農業の収穫祭的な意味合いがあった行事なので単に日付だけでなく、その意味を再確認するのもよい機会かと思います。
お月見は遣唐使を派遣していた頃(奈良~平安時代)に菊の鑑賞などと共に中国からもたらされ、当時は貴族階級の雅な行事として定着したという側面もありますが、それ以前から「芋名月」(十五夜)、「栗名月」(十三夜)と別名もあるように農業収穫祭の一環としてあった土着のお祭りがあったことから、いつしか統合されて風土に根付いていったという説もあります。
「十五夜」の後の「十三夜の月見」は中国にはなく、日本独特の風習なのもその名残かと思われます。
そういうわけで、十五夜だけの月見は「片月見」として縁起がよろしくないとして嫌われたそうです。
今年の「十三夜」(栗名月)は11月3日ですよ。
お忘れなく。

★【日本の歳時記:お月見】参考。




お供えの月見団子も里芋や豆、栗からそれらを形採った「団子」に変わっていったものです。
もちろん一緒にお供えしても良いようです。

貴族階級が行っていた「お月見」が庶民に広く普及し始めたのは天下泰平の江戸時代になってからと言われています。
稲刈りの季節には明るい月の光の中で収穫したということもあり、お供え物はまず月の神様に捧げ、それを人々が頂く…という意味もあったとされます。
お月見の時にススキを飾るのはススキを稲穂に例えたという意味もあるようです。
言われて見れば似ていて納得です。


また、地域によってその「団子」の形も様々なのが面白いです。

ちなみにこるちはドロップ型のスアマのようなお団子があると知ってびっくりしたクチです。(ほほーう!)
お月見の時期とお供えの飾り方 ←【東京ガス:食の生活110番Q&A】より

和菓子レシピ:月見団子



お月見には縁側がほしいですねぇ!!

しかし縁側がなくとも高層ビルから眺めたり、ベランダで眺めたりするのも現代風で一興かと思います。
最近はイベントとして、この時期に月見コンサートや茶会などが催される都市もあり、ネットでそういった情報も簡単に入手できるものいいことです。

「西暦になりました、もう旧暦は使いません」ではなく、こうして連綿と現代にも続く風習が残っていることはなんだかんだと言っても、とってもホッとすることでもあります。





で、「中秋」と「仲秋」はいろいろなサイトでも混同して書かれてあり「どっちやねん!?」と混乱しているこるちです。(??)

*「中秋」か、「仲秋」か?
「中秋の名月」か「仲秋の名月」か?
この二つの書き方はよく混同されているようですが、「中秋」と「仲秋」それぞれにちゃんと意味があります。
ではどっちがいいのか?
諸橋轍次著『大漢和辞典』を見てみましょう。
以下、引用します。

【中秋】 
(1)秋を三分したなかの秋。仲秋。 
(2)秋のまんなか。陰暦八月十五日。

【仲秋】 
秋三箇月の中の月。即ち陰暦八月。中商。なかのあき。
八月十五日を指す中秋は、これとは別の語。

★【お月見のはなし】より


えーと、つまり、「旧暦の八月=仲秋」、「お月見の日(旧8月15日)=中秋」ってことでおk?

だから「中秋の名月」と書くのがよろしってことですね!
先生、ありがとう!(スッキリ!スッキリ~!)

旧暦では三ヶ月ごとに季節を区切り、更にそのひと月ごとを「初・仲・晩」で区切って季節を細分してあります。

  春        夏        秋         冬  
一月(初春) || 四月(初夏) || 七月(初秋) ||  十月(初冬)
二月(仲春) || 五月(仲夏) || 八月(仲秋) || 十一月(仲冬)
三月(晩春) || 六月(晩夏) || 九月(晩秋) || 十二月(晩冬)

「仲秋」とは旧暦で八月のことです。
★【お月見の話】より




さらにここ近年(2001年~2010年)のお月見の日を参考までに。

西暦    中秋の名月    後の月  
      (旧8月15日)    (旧9月13日)

2001年     10月1日     10月29日  
2002年     9月21日     10月18日  
2003年     9月11日     10月8日  
2004年     9月28日     10月26日  
2005年     9月18日     10月15日  
2006年    10月6日    11月3日  
2007年     9月25日     10月23日  
2008年     9月14日     10月11日  
2009年     10月3日     10月30日  
2010年     9月22日     10月20日 

★【お月見のはなし】より





さらに、さらに。
中秋の名月(十五夜)の日は満月とも多少ずれます。

*十五夜の日付と満月

  年  ……… 十五夜(旧暦8/15) ……… 満月
2005年  ………   9月18日   …… 9月18日 ← 十五夜=満月
2006年  ………   10月6日   …… 10月7日
2007年  ………   9月25日   …… 9月27日
2008年  ………   9月14日   …… 9月15日
2009年  ………   10月3日   …… 10月4日
2010年  ………   9月22日   …… 9月23日

★【月時館Tsukijikan☆】 →「3月見(十五夜、十三夜、十日夜)」より



十五夜が満月になる年はそうそうないようです。
2006年10月の満月は翌日の10月7日になりますよん。





ま、雨なら雨で、その時は歌でも詠んで雲の上の月を肴に一杯どうぞ!w
★【加賀ノ月


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この記事に対するコメント

スアマ

今は懐かしい「たれぱんだ」の好物が「すあま」なんです。
それまで「すあま」って聞いたことがなかったので
「素女?酢甘?すあまって一体ナニ?!」と思った記憶がよみがえりました^^

「中秋」と「仲秋」の違いを
この記事で初めて知りました。
今日も勉強させて頂きました(笑)
【2006/10/07 09:27】
URL | はてるま #- *編集*

名月

☆はてるまさま、いらっしゃいませ~。
お返事遅くなりまして失礼!

スアマって私もよく知らなかったお菓子でした。私のイメージでは「素甘」=ちょっと甘いって感じでしょうか。
でも「お月見は団子でしょ!?」って結局スアマには手が伸びなかったのですが(^^;)

>「中秋」と「仲秋」の違い
私もやっと納得したのですよ~。(スッキリ、スッキリ!)
来年からはばっちり使えるかなと。w
【2006/10/10 07:53】
URL | こるち #- *編集*

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