小さなお茶会 ~じるこん堂へようこそ~

匂いの迷路をひげの指すとおり進めば 少々思わぬことに出くわしても辿りつける…らしい。

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池田理代子 『女帝エカテリーナ』全3巻 

あー、ロシアの歴史(一部)をちょっと触ってみようと思ったけど、やはり国境が陸続きでいくつも接している国は国情が複雑で触っただけで疲れるo(‐ ‐o;)ぐて~。
★【ロシアの女帝エカテリーナ2世①
★【ロシアの女帝エカテリーナ2世②
★【ロシアの女帝エカテリーナ2世③
★【ロシアの女帝エカテリーナ2世④
★【ロシアの女帝エカテリーナ2世⑤



ふはははは。
しかし、そんな歴史をビジュアルでどわっとダイレクトに感じることが出来るすんばらすぃ~教材があるのだよ。
それがマンガだ!!

とりゃ つ『女帝エカテリーナ
池田理代子画。
<作品メモ>
原作 : アンリ・トロワイヤ Henri Troyat
『Catherine la grande』
女帝エカテリーナ (1) 女帝エカテリーナ (1)
アンリ・トロワイヤ、池田 理代子 他 (1994/09)
中央公論新社

*詳細を見る


女帝エカテリーナ (2) 女帝エカテリーナ (2)
アンリ・トロワイヤ、池田 理代子 他 (1994/09)
中央公論新社

*詳細を見る


女帝エカテリーナ (3) 女帝エカテリーナ (3)
アンリ・トロワイヤ、池田 理代子 他 (1994/09)
中央公論新社

*詳細を見る

婦人公論】掲載年
1982年(昭和57年)2月号~11月号
1983年(昭和58年)1月号~1984年(昭和59年)8月号 

中央文庫コミック版
1994年(平成6年) 9月 文庫版初版発行

第1巻 P313
第2巻 P331
第3巻 P288(解説対談含まず)

各定価600円(本体価格583円)


<登場人物>
イヴァン6世(イヴァン・アントーノヴィチ)
…ロマノフ朝第5代ロシア皇帝。

エリザヴェータ・ペトロヴナ
…ロマノフ朝第6代ロシア皇帝。
ピョートルの伯母。
エカテリーナ2世を甥の嫁として好意的に受け入れる。
が、自分より美しく称えられる存在が許せない、気まぐれな残忍さを併せ持つ時の皇帝。

ピョートル3世
(ピョートル・ウルリック)
…ロマノフ朝第7代ロシア皇帝。
初代ロシア皇帝であるピョートル大帝の孫。

エカテリーナ2世
(エカテリーナ=アレクセーエヴナ)
…ロマノフ朝第8代ロシア皇帝。
父=ドイツのクリスチアン=アウグスト公、母=ホルシュタイン=ゴットルプ家のヨハンナの第一息女ゾフィー・フォン・アンハルト=ツェルプストとして生まれる。
後に夫をクーデターで追い落とし女帝として立つ。

パーヴェル1世
(パーヴェル・ペトローヴィチ)
…ロマノフ朝第9代ロシア皇帝。
母エカテリーナ2世を嫌悪し、父ピョートルに傾倒する愚息。

アレクサンドル1世
(アレクサンドル・パーヴロヴィチ)
…ロマノフ朝第10代ロシア皇帝。
祖母エカテリーナ2世を尊敬している。

スタニスワフ・アウグスト・ポニャトフスキ
イギリスの策略によって近づけられたポーランド出身、エカテリーナの愛人。
後にエカテリーナの意志によりポーランド王国最後の国王となる。

オルローフ兄弟
長男イヴァン・オルローフ
次男グリゴーリー・オルローフ(女帝の愛人)
三男アレクセイ・オルローフ
四男フョードル・オルローフ
五男ウラジミール・オルローフ
近衛連隊のアイドル兄弟!w

グリゴーリー・ポチョムキン
…陸軍首席大将、南部ロシア総督。
鋭い洞察力と判断力、力強い影響力でエカテリーナ2世の寵愛をうけ躍進する。

宰相ベストゥージェフ
(アレクセイ・ペトローヴィッチ・ベストゥージェフ=リューミン)
…宮廷の実力者。
エカテリーナのよき支持者。

宰相ヴォロンツォフ
(ミハイル・イラリオノヴィッチ・ヴォロンツォフ)
…反ベストゥージェフ派の実力者。

エリザヴェータ・ヴォロンツォーヴァ
…ピョートル3世の醜女の愛人。
宰相ヴォロンツォフの姪で一時は宮廷の実力者。

エカテリーナ・ダーシュコヴァ
(エカテリーナ・ヴォロンツォーヴァ)
…エリザヴェータ・ヴォロンツォーヴァの妹。
姉と同じく容姿は不細工だが、その知的な才覚で年若いのにエカテリーナ2世の友人にして政治の片腕となる。

エメリヤン・プガチョフ
…ピョートル3世の死後、ピョートル3世と名乗り農奴による反乱を起こす。プガチョフの乱首謀者。

★【池田理代子オフィシャルサイト
知らない方もいるかもしれませんが、作者の池田理代子氏は自身がまんま女帝エカテリーナです。
す、すごい…。





ちなみにエカテリーナは本来ひっつめ髪なのですが、このマンガでは基本読者対象はキレイなものが大好きな女性なので、エカテリーナのビジュアルは豊かな黒髪をぐりんぐりんにして描かれています。
これは原作者のアンリ氏との対談でも作者が説明していました。
あと、エカテリーナの政策についても、もっと経済とか法律の部分もいろいろ描きたかったのだけれども「少女マンガなので」ということで恋愛に比重を置いて池田理代子風に編集されているとも。

たしかにその人の歴史全てをマンガで描くわけにはいかないし、娯楽モノの難しいところだ。

しかし!
このマンガのスゴイところは、大まかではあるが、それでもエカテリーナの心の移り変わりをとても迫力ある歴史のドラマを背景に、歴史オンチの私でも臨場感溢れるテンポで見せてくれるところだ!

女帝他、愛人はみんな豪華絢爛な美女美男。
ポチョムキンにいたっては、黒髪ワイルドな眼帯付きの独眼竜正宗か!?な出で立ち。
性格もワイルドで粗暴だが紳士で知的、熱っぽいかと思えばクールで鬱、やさしく女帝に忠実な一面、彼女のお気に入りの愛人に毒を盛って葬ったり(←え!?)。
肖像画のポチョムキンとは似ても似つかないです~。w

でも、そのマンガでもエカテリーナ晩年の姿は、ぷくぷくと太って、顔に肉が付いて、判断力も鈍ってきたお花畑な様子が描かれていたり、10歳も若いはずのポチョムキンも50歳を超え、横幅が増えムクムクのおじ様姿で女帝に軽くあしらわれ、

「オレはあんな若造に負けたのか…」_| ̄|○

と失意のうちにクリミア遠征への旅の途中で死んでいく場面などはリアルでアレクサンドル1世ではないが

「年をとるというのは、なんて醜いことなんだ」Σ(:゚;Д;゚:;)

と絶望したくなる気持ちに拍車を掛けてくれます。
いや嘘です、人生って面白いなぁ。

そのまま読んでも面白いが、こうして改めて一度その歴史をオサライしてから読むと、またいっそうマンガも歴史も面白く感じられる。
歴史の多くが侵略、戦争、政治的駆け引き、時代の流れによる運・不運が加味されて、その上にその時代を生きる人々の情熱が色彩を施されて仕上げる織物のよう。

そうそう、我々日本人は、過去の戦争や歴史を他国に謂れなく叩かれても「仕方ない」とすぐ頭を垂れる癖が身に染み付いてしまっているが、そんな癖はさっさと捨てた方がいい。
歴史とはそんな薄っぺらいものではないんだし。
国民に自分の国を守る気がないとどうなるか、それこそ過去の歴史から学ぶべきだろう。




このエカテリーナ2世は血筋はドイツ人であってロシア人ではない。
そのため、エカテリーナ2世がロシアを統治することに対してそもそも反発も強かったようだ。

が、彼女はロシアを、ロシアという国をとことん愛した人物だったと思う。
ピョートル3世のように当時まだ野暮ったいイメージだったロシアを強権にかまけてプロシア(ドイツ)風に変えてしまおうとしたら、あっという間にしぼんでいったかもしれない。

彼女は強引なこともしているが、基本的にはロシアを強くするために、ロシアを美しくするために、ロシアを豊かにするために、とその一点で生きてきた、とことんロシア人であろうとした支配者だ。

まぁその政策も、農奴制やら南下政策やらポーランド王国の消滅らや視点を換えればいくらでも‘A級戦犯’になりうるような「容赦ない侵略者」なのだが。
(日本に対して棒大針小に言いがかりをつける某国'Sもそのロシアに対しては途端に無口になるということを我々は知ってるといい)










とま、んな流れに関係なくw。
かのエカテリーナ2世をモデルにした映画があります。
娯楽映画でこんなの↓(笑)↓
女帝キャサリン 女帝キャサリン
キャサリン・ゼタ=ジョーンズ (2000/10/25)
ジェネオン エンタテインメント

*詳細を見る

*以下、口コミ評価まんま引用

1997年 ドイツ映画(!?)
1968年 英国の『キャサリン大帝』のリメイク版。
ピーター・オトゥール主演、ジャンヌ・モロー=キャサリン役)

前作はロシアのエカテリーナ2世に謁見するイギリス軍大尉の目を通してキャサリン(エカテリーナ2世)を皮肉に描いたバーナード・ショウの戯曲を映画化した作品。

こちらはエカテリーナが回顧する形式をとっているため、イギリス人は登場しないが、戯曲の皮肉を残して「キャサリン」と呼んでいる。
ジャンヌ・モローはフランスの大女優。
本作でもエリザベータ帝として出演。
監督も歴史劇の多い古い監督のようなので、ジャンヌ・モローのために用意された映画とも思われる。

<あらすじ>
「ピョートル大帝の娘エリザベータ帝は世継ぎがないため、甥でピョートル大帝の孫にあたるピョートル(ドイツ人)と、母がロシア皇室の血統のキャサリン(ドイツ人)を結婚させ夫婦養子として迎える。
ピョートルはロシア語を覚えず無能であったが、キャサリンはロシア語・ロシア正教を学び近衛貴族から慕われている。
エリザベータの死後、ピョートルが即位するが、フリードリヒ大王にロシアの占領していた土地を返還してしまい、ロシアに大きな不満をつくる。
近衛将校とエカテリーナはクーデターを起こし、即位。
エカテリーナはロシア帝国の領土を拡大し、偉大な女帝として長く統治し、ロシアの専制君主支配を確立。

仕事熱心なすぐれた女帝でしたが愛人はたくさんいたようだ。
本作はその面をとくにとりあげてあるので、エカテリーナ女帝を尊敬する方からは低い評価を受けるかも知れません。」




まんまです。(すんません!)
多分、そのようなわけで愛人関係主軸の映画だと思われ。
だいたい、主役の「キャサリン」の配役がキャサリン・ゼタ=ジョーンズってだけで、
「ふざけてないか?」w
と斜めになってしまうこと請け合い。

でもお気楽にちょっと歴史をかじられるかも。かも?





この記事に対するコメント

viva MANGA!

まさしく!
複雑で入り組んだ出来事をビジュアルで分かりやすく、
し・か・も面白く読ませる漫画なら言うことなしですよねっ!!

思い起こせば処天・あさきゆめみし・ベルばら・王家の紋章・天上の虹などなど、事実も虚実も取り混ぜた漫画が、
いかにオトメの心をとらえたことか!!

あっ、すみませんついついコーフンしまして・・・
こるちさんには多少のコーフンは許して頂けそうなので
ついついコメントもヒートアップしてしまいました(汗)

【2006/11/22 11:49】
URL | はてるま #- *編集*

☆はてるま様、まいど~。
いえいえ、コーフン!大歓迎です。w

マンガは全てが真実というわけではなくとも、その時代の雰囲気や漠然とした匂いを感じることで興味をそそられる、歴史を知るきっかけにもなるとってもよい題材だと思います。

>処天・あさきゆめみし・ベルばら・王家の紋章・天上の虹
おお、『天上の虹』以外読んでましたよ!
てか『王家の紋章』って完結してましたっけ??私の中で、このマンガと『ガラスの仮面』て対なんですが…どっちも頼むから生きているうちに何とかしてくれよ~!って。
あ、トコロ天って『日出処の天子』…ですよね(^ ^;?
山岸涼子のアヤシイ絵が大好きでした。
【2006/11/23 08:59】
URL | こるち #- *編集*

王家の紋章

ガラスの仮面同様、たしか完結していないはず・・・
ほんとに息の長いマンガですよね。
美内すずえは
「連載開始の時から紅天女を誰が演じるかは
決めていた」と言ってるみたいです。
じゃあもうそろそろバチっと決めてくれても・・・って思いますよね^^
「処天」はおっしゃるとおり「日出処の天子」です!
賢くて美しい厩戸王子v-238当時の理想の男子でした!
【2006/11/23 14:52】
URL | はてるま #- *編集*

やはり…

☆はてるま様
まだでしたか…。
最後に誰が紅天女を演じるか、は多分この長い長い連載中に時代も変わってしまって、亜弓さんへの人気がじりじり上がってきちゃって作者も「困ったなぁ…」って感じになっちゃたのじゃないかと推測してみたり。(真澄さまが近年ケータイ使ってるのにびっくりした)
UFOに踊らされてるバヤイじゃないんだってば!>美内すずえ氏
と言いたい…。

「処天」…しかし実に端的な略ですね~。
うーむ、確かに厩戸王子は衝撃でした!
一万円札のあの人をこんな風に解釈できる作者にも興味津々だったんですが、本人は至ってフツーの人v-298なんですよねぇ。
【2006/11/24 08:12】
URL | こるち #- *編集*

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ONE PIECE 巻47 (47) (ジャンプコミックス)

ロビン・エニエスロビー編の冗長さとインフレ加減は影をひそめて、前のように冒険冒険した内容に戻ってきてるな~、ってのが一番の印象。ただ、やっぱりというか、戦闘シーンがもうネタ切れというか・・・。ドラゴンボールで言うところの、フリーザ終わりの人造人間みたいな ちひろの記録【2007/10/09 11:53】
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