小さなお茶会 ~じるこん堂へようこそ~

匂いの迷路をひげの指すとおり進めば 少々思わぬことに出くわしても辿りつける…らしい。

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秋里和国 『青のメソポタミア』 ③ 

アマゾン君には『青のメソポタミア』のイメージがない…。
しかも、ジャンルがコミックBLっ!?
えーと、そ、そうか、これってBLの範囲だったのか…って、えー!?違うだろー!?
青のメソポタミア 青のメソポタミア
秋里 和国 (1988/10)
白泉社

 *詳細を見る


青のメソポタミア (2) 青のメソポタミア (2)
秋里 和国 (1991/11)
白泉社

*詳細を見る


第2巻
第3部(基本ネタばれ注意です)

「その昔、神々は人を絶やそうと決意し地に大洪水を起こした。

 王ジウスドラは箱舟を作り生命の種を救った。

 人間を滅ぼそうとしたことを後悔した神々は
 ジウスドラに永遠の命を与えた。」

---聖書ノアの箱舟の原典といわれているシュメールの神話である---


<登場人物>
☆イム王
惑星エンリル・アッカド王朝の現王。
惑星“青”に暗殺されたはずのアダム王子が築いたシュメール文明が栄えていることを知り、困惑していた。

「惑星“青”のシュメール文明を消去せよ」



☆イルガル大佐(アリ・イルガル)
ジウスドラ王の腹心として働きながら、惑星“青”で現地調査を行っているエンリルの宇宙開発局調査団を率いる。
現地ウルの国王の腹心となるほど馴染む。(“青”年にして3年)
惑星“青”のシュメールの生活に憧憬の念を抱いている。

「それでも私はシュメールを愛しく思いますよ」



☆エア補佐官(エア・ラクロウ)
イルガル大佐の補佐官。
現地“青”ではイルガルの「妻」として行動している。
(補佐官は皆男性だが男性機能切除のため、女性っぽい風貌をしている)
無表情だが、賢く勇ましく美人(これ重要!?w)で原住民からも慕われている。

「さしたる違いがありましょうか。
 100人殺すも100万人殺すも同じことです。

 直接手を下すのはわたしです。
 大佐はなんら手を汚すことはないのです。
 気に病むことはありません」




☆ジウスドラ王(ウルの国王)
各都市の王が覇権争いで戦いに明け暮れ、同じシュメール人同士で殺しあっていることを嘆かわしくも感じている賢王。

「永遠に終わりなき戦いか…。
 最後まで見届けてみたい気もするな」




☆ドゥムジ王子
ジウスドラ王の息子。(10歳くらい?)
エア補佐官を母のように姉のように恋人のように慕っている。
「美人」なエアを無邪気に好いている。

「エア!!
 元気でねっっ、もうイルガルとケンカしちゃダメだからね!」





“青”のシュメールでは宇宙の法則を定めた神を「エンリル」、ウルの国の守護神は「ナンナ」、冥界の神は「エレキシュガル」太陽神は「ウトゥ」と呼ばれて祀られていた。
この頃、ウルの周辺にはエリドゥウルクラガシュニップールキシュ、マリ、ニネヴェなどシュメール人の国家都市が覇権を争っていた。





第3部では、惑星“青”にアダムとエバ、他調査団員43名、そしてサルゴン家の人々などがその地でシュメール文明を築き始めてから“青”年で約30年後の世界(*?)という設定になっている。

(*)
300年後の間違いじゃないんだろうか…?
青年で30年ってことはエンリル年で3年ってことよね?…ね?
えーと、惑星“青”の1年はエンリルより短いんだよなぁ。
惑星も小さくて軌道も周期が短いから。
で、エンリル人の寿命は1年がナガーイから惑星“青”人にしてみれば800~900歳になる、てことでエンリルでの1年間は惑星“青”での約10年…くらいになるんじゃないっけ?
でもって、アダム王子が“青”年で300年前まで生きていたって調査が出ていて、しかもエンリルの王が当時の年若いジウド王じゃなくなってるってことだから…うわーん、こんがらがっちゃったよー!



と、とにかく、惑星エンリルの現王イムは、同盟諸国との間で起こるであろう摩擦を遺憾に想い、惑星“青”における違法な植民地化(意図的ではなかったにせよ)の事実を抹殺するためにエンリル人によるシュメール文明の痕跡を全て「消去」するよう調査団に命じる。

3年もの間“青”人たちと寝食を供にしてきたイルガル大佐は100万人もの現地人の「消去」に動揺と反発を隠し切れない。
それは、同胞でもある“青”人に親近感を抱いていた他の調査員も同じ気持ちであった。

しかし、まだ調査中の段階でなぜ「消去」の命が下ったのか?

エンリルは近年938年間戦争を続けていたアモリ人との殖民地戦争を和平停戦したばかりだった。
そのためこの後再び紛争の種になりかねないエンリル人による有人惑星での現地での文明化という事実が発覚することは都合が悪かったのだ。

アダム王子は、300年ほど前まで惑星“青”で生きていたことが調査で判明していた。
(*惑星エンリル星人の寿命は“青”年にして約800~900歳ほどになる)
シュメール文明の神殿はエンリルの宇宙船の形を模してあり、言語も文字もほぼ同じであった。
まして、“青”人との混血が進み、王国を築くまでになっていたとあっては…。

王の命令により調査団は天災を装い、7日7晩に渡って大雨を降らせ大洪水を引き起こすことによってこの地のシュメール文明は滅びるという計算のもと計画される。
計画実行は雨季を狙って1ヶ月後に決定された。

しかし、“青”のシュメール人は自分たちの先祖が異星人とは知らない。

イルガル大佐は母星の命令に逆らい、せめてウルの国の住民だけでも救おうと王に大洪水を「神の怒りにより」と予言し箱舟を作ることを進言する。

箱舟に乗り助かったシュメール人たちは、その後シュメール王朝を再建する。
しかし争いは続き、シュメールはいくつかの民族の度重なる侵略にあい、やがてこの地はアッシリアバビロニアと呼ばれるようになった。

そこが現在のイラン・イラク地方である。

戦いで負傷したところをエアによって助けられ、“青”人としては永遠とも思われる長寿を授けられたジウスドラ王は、不死を願うウルクの王・ギルガメシュにこう言う。

「星は輝くから美しいと知っているか?ギルガメシュよ。
 輝くということは、星が内なる力を放出しているということだ。
 力を放出しきると星は死ぬ。

 人も同じ。

 輝き老いてやがて死ぬ、それこそ自然の法則ではないか。
 与えられた人生を大切に生きるがいい」



なぜか読んだこともないのにタイトルだけは知っている『ギルガメシュ叙事詩』…なんで知ってるんだろう??
ギルガメシュ叙事詩 ギルガメシュ叙事詩
月本 昭男 (1996/02)
岩波書店

*詳細を見る


シュメル―人類最古の文明 シュメル―人類最古の文明
小林 登志子 (2005/10)
中央公論新社

*詳細を見る



く~、『青のメソポタミア』をBLでくくるなー!アマゾンのばかぁ!
いえ、BLが嫌いなわけじゃないんですよ^^;?
でもね、最近こんな↓レビュー見たので一緒にするのは…どーなのよ!?と。
★【カフェオレ・ライター:生きていく上でまったく知る必要のないボーイズラブの最新事情まとめ 
わははは、体張ってますね。
そうだよ、こーゆーのが↑ザッツ・BLでしょうよ。


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