小さなお茶会 ~じるこん堂へようこそ~

匂いの迷路をひげの指すとおり進めば 少々思わぬことに出くわしても辿りつける…らしい。

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荻上直子監督の『かもめ食堂』つながりで② 

なにげにもう8月も終わるのねー。
涼しくなってうれしいわ♪

で、『かもめ食堂』つながりでもう一本みた映画がベント・ハーメル監督の『キッチンストーリー』(2003年)。


キッチン・ストーリー キッチン・ストーリー
ヨアキム・カルメイヤー、トーマス・ノールストローム 他 (2004/11/05)
エスピーオー

*詳細を見る



ノルウェースウェーデンを舞台にした合作?映画で、監督はノルウェー人です。
物語はスウェーデンの家庭研究所の調査員がノルウェーの独身男性の台所での動線を調査するために2週間その行動を観察する…という奇妙なもの。


キッチンストーリー1



ヘンな研究ですが、これは監督が昔見た主婦の台所の動線を調査した動線図から思いついたもののようです。

北欧の映画って観たことなかったんだけど、有名なのがカウリスマキという監督らしく、このノルウェー人監督のベント・ハーメルは「カウリスマキの後継者」という評判の北欧期待の新星監督らしい。
あの『かもめ食堂』の荻上直子監督カウリスマキ監督の映画が大好きらしく、それであの映画を撮ったとどっかにあったし、『かもめ食堂』を観たフィンランドの観客も「カウリスマキの映画の印象と似ている」とも語っていたらしい。

むふふ、何も知らなくてなんとなく手にとって観ようと思った『キッチン・ストーリー』だったけどちゃんと繋がっててよ。

監督・脚本・製作 : ベント・ハーメル

撮影 : フィリップ・オガールド

編集 : ポール・ゲンゲンバック

音楽 : ハンス・マティーセン

出演はヨアキム・カルメイヤートーマス・ノールストローム、レイネ・ブリノルフソン、ビョルン・フロベリーといったノルウェーやスウェーデンの俳優さんたち。


ものすっごいハンサムとか存在感がある…というよりも、監督の思った通りに「どこにでもいそうな」人々を淡々と演じられるベテラン俳優さんたちを選んだらしい。
なんとなく北欧の小林聡美もたいまさこって感じですか。

映画もよく考えると、もっさりしたあましオサレでないオッサン版『かもめ食堂』!?って感じです。

でも好きですわ、この映画。
なんというかー、北欧って日本とは遠く離れている国々で歴史も文化もまったく違うんだけど、この映画を観てるとどこか似ているような気がして親近感が湧くの。
うん、地味~な映画だけどなんかほのぼのするし。
それもただほのぼのするだけでなく、オヤジ(A)の心を動かして仲良くなったオヤジ(B)にオヤジ(C)が嫉妬してトレーラーごと線路の踏み切りの上に置き去りにしたり(ひょー!)、あくまでも契約を果たせ!と二人の仲(オヤジAとオヤジB)を引き裂く上司がいたり、ラストではオヤジ(B)とオヤジ(C)が仲良くしてたり…とこんな書き方ではな、なにか大きく誤解されてしまいそうな気もするが、とにかく北欧だろうが日本だろうが人間関係における感情的なやりとりって似てるんだなぁ「わかる、わかる」と頷いてしまいそうな描写もあって、なんの事件も大きな展開もアクションもないけど、最後まで見入ってしまう不思議なほのぼの映画なのだ。

特に好きなシーンが後半の、オヤジ(A)の誕生日を二人でお祝いするシーン。
もっさいオヤジふたりでかわいいケーキを囲んでお茶飲んでお酒飲んで…「誕生日を人に祝ってもらうのは何年ぶりだろう!」ってご機嫌になって。
ほんとは調査対象者と調査員は口をきいたり一緒に食事してはいけないって規則がある研究だったんだけど「そんなもん知るかい!」って食事を楽しんでいるの。

キッチンストーリー


ただ食事を楽しむっていうか、このシーンを観て「人生を楽しむ」ってこーゆー感じかなぁと。

昔は「一瞬の幸せなんてしょうもない、意味がない」とか「どうせ人間いつ死ぬかわからないんだから」…って漠然と考えて生きている時間をおざなりに(*未だになおざりとどっちがどっちだっけ!?と考える)してた部分があったんだけど、最近は生きているうちに感じられる幸せはたとえそれが短い時間でも宝物だよなぁ、って思えるようになってきたかなぁ。ああ、長生きしてよかった。


なんというかー、「人間の感じる幸せな時間」を表現したらこんな感じかなーと私は観てて思ったじんわり系の映画です。


キッチンストーリー』と『かもめ食堂』、併せてご覧になると面白いかもしれません。




関連記事~。

★【荻上直子監督の『かもめ食堂』つながりで①

★【コピ・ルアック♪『かもめ食堂』に行きたーい!

★【映画『笑う大天使(ミカエル)』



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