小さなお茶会 ~じるこん堂へようこそ~

匂いの迷路をひげの指すとおり進めば 少々思わぬことに出くわしても辿りつける…らしい。

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ティム T.カニンガム監督 『女子高生ロボット戦争』 

小泉さんから安倍総理にバトンタッチ、中韓訪問して実にお国柄の出る会談だったなと微笑ましい中、韓国の外相さんが国連の総長になったり、それを見計らったように北朝鮮が核実験したらしいとかで慌しい国際情勢になっていますが、そんな時は「女子高生パワー」で押し切っちゃえ♪

てことで、だいぶ前に観た映画ですが、ある意味おもしろかったwのでご紹介。

<作品メモ>
2001年(平成13年) アメリカ 84分
原題: 【XTRACURRICULAR

邦題: 【女子高生ロボット戦争
女子高生ロボット戦争

恋、友情、ロボ!!

監督・脚本: ティム T.カニンガム TIM T.CUNNINGHAM

製作: ジョン・R・ローランド JON R.ROLAND

撮影: ジェイ・P・リパ JAY P.LIPA

音楽: ジェイソン・グレース JASON GRACE

登場人物:
ブリトニー・コーンブラム = ミッシェル・フェアバンクス MICHELLE FAIRBANKS
とある田舎町、パラス高校の女子高生。学校一の秀才、学内ほとんどの文科系クラブの発起人、学力試験・討論・模擬裁・スペリング競争では小学学校から負け知らずのガリ勉強、通称ダサ女。チェス大会ではコンピューター相手に勝ったこともある天才9歳児にも勝った。リッチなお家のお嬢様。昔からよくいじめられる子だがプライドは高い。


アリー・コッチ = マリア・ジョーンズ MARIA JONES
同じくパラス高校の女子高生。ブリトニーの親友。性格も家庭環境も正反対だが、いじめられているブリトニーを守ってくれる唯一の友達。学内の運動部を掛持ちするスポーツ万能なアメフト部の花形RBでもあるスーパーガール。両親とも毎日プロテインドリンクと生卵を飲むのを欠かさない、筋肉至上健康家族で育った超健康優良児。


クリス・ケーニッヒ = マシュー・ジョーンズ MATTHEW JONES
ブリトニーらの住む小さな町にLAから引っ越してきた‘J.ティンバークレイばりにカッコイイ’と評判の転校生。都会的な男の子でクラスの女子の注目の的。彼の登場で、ブリトニーとアリーの友情は許しがたい恋のライバルへ。

 
ケイト = フェイス・ショーンフェルド FAITH SCHOENFELD
クリスに夢中になっている女優志望の女の子のひとり。派手なカッコに似合わず純情な面もある。クリスと付き合っているのにだんだん地味になっていくのは何故?

 
エコー = クレイトン・スミス CLAYTON SMITH
アリーに好意を抱くシャイで口下手でトロい純朴な高校生。アリーにはいつもテキトーにあしらわれている。

 
カウボーイガイ = ホーガン・チャコマ HAGEN CHACONA
いつもカウボーイハットをかぶっているブリトニーたちのクラスメイト。結構素直でイイやつ。名前はない!?…かと思ったら一応ジェイソンって名前はあったらしい。でもエンディングでは‘カウボーイガイ’としか書いてなかったけどなぁ。


ブリトニーのパパ、ヘンリー = ビル・ラッセル BILL RUSSELL
防衛関係会社の役員。役員会議にはブリトニーに企画内容のアドバイスも頼む。クールな家庭だが子供には甘い!?


アリーのパパ = グレッグ・ドーチャック GREG DORCHAK
毎朝アリーを叩き起こし家族で体を鍛えるのが趣味。アニーのスパークリングの相手も務める。筋肉頭なだけにビミョーなお年頃の娘の悩み事には弱い。


アンドリュー校長先生 = クリン・なんたら? グレンかも… C(G)LENN ZOCH
規則違反は許さない、きびし~いパラス高校の校長先生。







感想:
わははははははははは。

日本では未公開映画で最近になって(2004年(平成16年)から)、レンタルなどでお目見えしたアルバトロス配給のアメリカ映画です。
同配給会社の『女子高生チェーンソー』、『チアリーダー忍者』に続く女子高生シリーズの第3弾。

なんてったって【女子高生ロボット戦争】、このタイトルが…w。
原題【XTRCURRICULAR】の意味は‘特別授業’とか‘課外授業’みたいなカンジですが、そのまんまなら借りなかったであろうにそのおばかなタイトル故に手に取ったヒトはこるちだけではないでしょう。

しかし、‘ロボット戦争’とあるからと言ってその辺に期待するとがっかりするので要注意です。
むしろ‘少女マンガ的アメリカ青春映画’だと思えば笑えて楽しめます。




*以下ネタばればれなのでご注意!*


だいたい設定からして少女マンガの王道をいってます。

ブリトニーはお金持ちでハイソなお家のお嬢様秀才だけどガリ勉・暗めなダサ女で、
アリーは快活男勝りのスポーツ万能少女、なのに好きになった男の子にはオクテなのとか、
そんな正反対な環境の二人は親友同士とか、
みんなが憧れる超イケてるクールな男の子クリスは神秘的なカンジの転校生!で、ほんとうにバラの花びらを散らして登場とか、
その転校生に夢中の彼女をずっと昔から好きなのにシャイでトロくて言い出せない男の子(エコー)がいるとか、
10代にありがち意味もなく「親や先生にはうんざりしてちゃう!」とか、
ダサくて冴えない女の子たちがをしてオシャレになってみんなの注目を集める存在になるとか、
同じ男の子を好きになって親友の関係がこじれるとか、
ハデにケンカして最後には「ごめんね、ひどいこと言っちゃって」「ううん、あたしこそ」「…クスッ」「うふふ、…あはははははは!」な感じであっさり仲直りしちゃうとか、など等etc…。

恋をしてダサ女返上!とばかりに変身する前と後のファッションの違いが分かりやすくて楽しいです。



ブリトニーがネット検索でクールでカワイイ女の子を目指して参考にするのが、【Dollhouse】ドールハウスというアメリカのティーンズ系ファッションブランドです。

ちょっと映画の中ででてきた雰囲気と違いますねぇ。もっとこう、キャラクター系なデザインかと思ったんですが。
ま、それは置いといて。

それまでは、おとなしくシャツに紺のフレアスカート、地味な色のカーディガン、メガネにただひっつめただけの髪型だったブリトニーが、‘オシャレ’になるべく研究から入ります。
まずはネットで検索して通販でお取り寄せするのがアメリカ流?

作戦はその名も、
PLAN A < UGLY DUCKLING >
      ‘醜いアヒルの子から白鳥へ’作戦

クラスメイトのセクシーでグラマラスなケイト、ではなくてキュートでポップなカンジ?のローリーをイメージするのよ!と持ち前の頭脳をお洋服に活かすべくフル回転します。が、

This is got me hardly about it ! (←たぶんこう言ってたような。違ってたら教えてください)

…意外と難しいわ!

と苦戦した様子です。
そう!オサレは結構ムツカシイのです!

おとなしいブリトニーのことだからぶりぶりにカワイイkawaii系を目指すのかと思ったら、いきなり黒いオープンカーに乗って、黒のドールハウスブランドのノースリーブに赤系革パンツ、黒い革紐のミュール、髪はルーズにカールさせ、サングラスに真っ赤なルージュとちょっとワイルドテイスト!?で颯爽と登場!(慣れないヒールにずっこけるところが笑わせてくれます。が、リアルです)

かと思えば、憧れのクリスにディスコに誘われた時は黒いシンプルなドレスでクールにダンスを踊ってみんなを驚かせます。

対するアリーは今までのボーイッシュなイメージを一新、いつもテキトーに縛って帽子の中にしまっていた髪をきれいにブラッシング、キューティクルもきらきらの赤毛を引き立たせるようなベージュのサマーニットにミニスカート、素足にピンヒールのミュール、でもふくらはぎがししゃもなのはご愛嬌!マスカラばっちりピンクのルージュでいつも飲む生卵も今日はお預けで登校します。メイクがちょっとケバいよってのは言いっこなしです。

この醜いアヒルの子作戦は前半に出てくる名前もない不良女子高生とブリトニーとのやりとりから発展したものです。
クリスとアリーが仲良くおしゃべりしてるのを被害妄想爆発で「ひどい裏切りだわ!」と図書館で暴れて校長室に呼び出されたブリトニーに、その不良女子高生が話し掛けます。

「あんた、敵意を溜め込んでいるね。
不健康だから吐き出しなよ」


「…ごめんなさい。
ちょと最低な日で。
八つ当たりしちゃったの」


他人に当たっても苦痛は消えないよ
ストレスは発散させなきゃ。
あんた、定期的に男とヤってないね」


「…やるって?何を?」 ←アメリカ映画でこの反応は結構新鮮な気がw。

「……。
(中略)怒りは何も解決しないよ。
報復の仕方を勉強しな

直球勝負ばっかじゃダメなんだよ、

変化球投げといで



ヤバそうな不良学生にしては含蓄のあるアドバイスです。
このあたりのやり取りは『フェリスはある朝突然に』(1987年(昭和62年)アメリカ映画:マシュー・ブロデリック MATTHEW BRODERICK 主演)のラストににちょい役で出てくるチャーリー・シーン CHARLIE SHEEN みたいです。
ヒステリーを起こした優等生(もしくは劣等生)を世間の鼻つまみ者が「もっと楽にしなよ」と気分転換のきっかけを与えるってのはアメリカ映画の定石なんでしょうか。



ともかくそうしてガリ勉ブリトニーは徹底的に親友アリーと張り合うことに決めます。



また、アリーはアリーで親友ブリトニーとケンカしたことで落ち込んでいるところを家族に慰められます。
筋肉至上主義のパパは落ち込んでいる娘を元気にしようと‘プロテインたっぷり筋肉シェイク’を飲ませたりしますが口では上手く慰められずにママにバトンタッチします。

「ブリトニーとケンカしたの…」

勝ったの?

「…そういう意味じゃないんだけど」

「すぐに仲直りできるわよ」

スパークリングで機嫌を直せ!

…慰めようとしてんのよね?…それは認めるけど(なにか方向が違うのよぅ)

とちょっとズレた両親の慰めに脱力しますが、パパにスパークリングの相手をしてもらううちに心のもやもやもふっとんでいった様子です。

「そんなヤワなパンチじゃ、将来暴力夫のエジキだぞ!打て!打て!もっと打て!」

アリーがスーパーガールなのは両親のある意味健全な教育方針のおかげなのです。



さて、肝心のロボットは最後になってやっと登場しますが、アリーのバットで一撃でお終いです。
しかし、弱小アメフトチームを強くする薬とか、ナノテクノロジーを駆使した超小型ロボ・フェロモンカメムシとか、ハンディー追尾ロケットバズーカー砲など小道具が登場するってことで【ロボット戦争】なのだと納得してあげましょう。

それよりも問題なのは、二人の肉弾戦です。
もともとファイターのアリーはともかく、ガリ勉のブリトニーは本から会得したと言うカンフーもどきで応戦します。
が。



………………。



なんじゃその腰の入ってなさは??
はっ!やっ!ビシッ!バシッ!と型を決めますがふらふらヘロヘロです。

ダンスのシーンやアメフトのシーン、スパークリングのシーンでもそれなりに撮れているのに、肝心のファイトシーンで何故こんなにヘタレ??

もしかして、わざとあえてヘタレなアクションシーンにしちゃったのかい?と思わずにはいられない。

それでもですね~、『疾風 HAYATE』よりは数段マシであったと申しておきましょう。参考までに↓
疾風-Basement Fight- 疾風-Basement Fight-
松田悟志 (2004/06/25)
ジーダス

*詳細を見る

2004年(平成16年) 日本映画 
主演:松田悟志(仮面ライダー龍騎)、大谷充保(GUN CRAZY3)、吉岡毅志(ウルトラマンガイア)
いやぁ、もう監督も自分で言ってましたけど「これは‘青春映画’です(泣)」って。(アクション映画じゃないって意味だと…)


あ、フォローしておくとこの映画の中で一番アクションが冴えていたのは脇役の清水あすかさんでした。(はいからさんが通る!みたいな衣装でやってた)
この方、似たような近未来低予算新人監督アクション映画の常連さんなのかよそでも出ていらっしゃいましたが、やっぱりアクションが冴えてましたw。
ちょっとB級アクションの脇役扱いにしておくのが勿体ない感じです。

(おっと閑話休題)




ラストに二人は闘いの場を体育館の屋上に移し、空をバックに左右から登場するシーンがあります。
ここは一瞬ですが、ちょっと『機動警察パトレイバー
機動警察パトレイバー劇場版1
(1989年 劇場版① 日本アニメ 監督:押井守)のラストの名場面を彷彿させます。

のあ
野明(のあ)の98式レイバー

かぬか
香貫花(かぬか)のゼロ式レイバー

方舟(はこぶね)の上で朝日をバックに対峙するあの場面でございます。



彷彿しなかったヒト、ごめんなさーーい。
お願い、ぶたないでぇえぇぇ!

…ふう。実は『起動警察パトレイバー』観たのも最近なんですが名作アニメですね!
多分1989年(昭和64年or平成元年)にこれ観ても、
OSって何?ウィルスでロボットが暴走?テロなの、それ?」
みたいに意味不明だったことでしょう。
でもって絵が80年代テイスト。
…なんだかとってもほっとするのは何故かしら?




あ、『女子高生ロボット戦争』なのに『機動警察パトレイバー』の宣伝してしまいました。でも名作なので観てね!





最後はお約束で仲直りしたブリトニーとアリーですが、オシャレになったブリトニー(元ガリ勉ダサ女)にカウボーイガイがアプローチするところが青春だねっ!って感じで微笑ましくてよいです。

ロッカーの中に入っていた、ノートの切れ端に書いたダンスパーティーのお誘いに気が付くブリトニー。何なに?

‘WILL YOU GO TO THE HOMECOMING DANCE WITH ME ?’
 ダンスパーティーで僕と踊って!


廊下の向こうにいるカウボーイガイに口の動きだけで断るブリトニー。

(いやよ~!)

カウボーイガイ、あきらめずに手紙を裏返してよ~とゼスチャー。裏返してみると、

‘PLEASE ?’
 ダメ?


ちょっとかわいいでしょ?
ブリトニーも苦笑してその手紙にこう書いて見せます。

‘WHY NOT !!’
 しかたないわねぇ!


ダンスパーティーの約束を取り付けたカウボーイガイはガッツポーズ♪で去っていきます。(こーゆーところが男の可愛げと言うモノなのであーる)


アリーの方はというと…。

「あの、アリー、…そのう、僕と…」

「はいはい、YESよ。何にYESか分かったら電話頂戴!」
とさっさと立ち去るアリー。

「え?あの……ええ??」

頑張れエコー君!
君みたいな純朴でトロい青年は国を問わず応援したくなるよ。





というわけで、いろいろ突っ込みどころ満載の楽しい映画なんですよ。
84分と短い映画なので興味があったらお試しあれ。

プロテイン入り‘筋肉シェイク’を片手にどうぞ!

この記事に対するコメント

いかにも

あっけらかんとした青春映画のようですね^^
アメリカ映画のおばかかげんって、突き抜けるとほんとに笑ってしまえるところがすごいです。

あのキアヌ・リーブスだって、昔は「ビルとテッド」とかなんとかいうタイトルでおばか映画に出演(主演?)してましたもんね。

アメリカのB級映画、侮るなかれ!ですよねv-218

「疾風」、ちょっと観てみたくなりました。
【2006/10/13 09:26】
URL | はてるま #- *編集*

B級映画

☆はてるま様、いらっしゃいませ~。
でもけっこうキライじゃないB級映画f(^ ^;)。ははは。
>「ビルとテッド」は知りませんでしたが、いろいろシリーズになっているようですね。設定がいかにもアメリカ映画って感じです。全然違いますが「テルマ&ルイーズ」なら観たことがあります。けっこう好き♪

>「疾風」、ちょっと観てみたくなりました。
そうきましたか~!www
ではついでに同じく低予算近未来新人監督アクション映画「剣 Thurugi」も併せてご覧ください。清水あすかさんの冴えたアクションに注目です。チェキラ!w
【2006/10/14 01:20】
URL | こるち #- *編集*

私も

テルマ&ルイーズ 好きです!!
あの二人、カッコ良すぎv-238

「破滅への疾走感」のある作品に弱いんですよ、私。
邦画だと「スペーストラベラーズ」ですね。古いけど・・・。
【2006/10/17 16:27】
URL | はてるま #- *編集*

テルマ&ルイーズ 

☆はてるま様、いらっしゃいませ~。
あの映画ってリドリー・スコット監督だったんですね。(今更知った)
なんだかものすごい昔の映画のような気がしてましたが、1991年の製作でそう大昔でもないんですよね。
多分この1990年~2006年の間に世の中がものすごく変わったか、自分がずいぶん変わったから当時が遠く感じるのか…。
でも観た当時はラストで「そうなるかっ!?」と衝撃でした。

>「破滅への疾走感」のある作品に弱いんですよ、私。
激しく同意!w
【2006/10/18 14:28】
URL | こるち #- *編集*

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