小さなお茶会 ~じるこん堂へようこそ~

匂いの迷路をひげの指すとおり進めば 少々思わぬことに出くわしても辿りつける…らしい。

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荻上直子監督の『かもめ食堂』つながりで ⑤ ジェイミー・オリバーの『給食革命』 

過去記事ですが、最近うれしいコメントがついたので再アップしてみました♪
まだ続くのか!?>【荻上直子監督の『かもめ食堂』つながりで】シリーズw第5弾。(ずっと前にやりかけて忘れていたともいう…)



といっても、かなーり前のシリーズ③で登場したイギリス人タレントシェフ、ジェイミー・オリバー君のドキュメントシリーズの続きなんだけど。(なんだかんだで結構気に入ってるこの番組^^;)

やる気のない口先だらけの怠け者の若者15人を相手に「一流レストランのシェフに育て上げる」シリーズは番組ラストでもちょろと紹介されていたように、翌年も続いていたらしい。
しかし、「生まれた時から5分も黙っていたことがない」というおしゃべりシェフ・ジェイミー君は、またまた新たなプロジェクト(それもかなり無謀な計画の)を立ち上げる。

それが後にイギリスの国家予算をも動かすことになる『ジェイミーの給食革命』(原題は ジェイミーのスクールディナー(2005年英) Jamie's school dinners)シリーズだ!





ジェイミーのスクール・ディナー DVD-BOX ジェイミーのスクール・ディナー DVD-BOX
TVバラエティ、ジェイミー・オリヴァー 他 (2007/01/25)
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いやいや、驚きのドキュメントです。(マジで!?やらせじゃなくて!?と思うほど驚いた)
前回の『ジェイミーズ・キッチン』でシェフ志望の無職の若者(問題児)たちが味に無頓着だったり、知らない味に対して非常に臆病であるとか、自身の苛立ちを料理の材料で八つ当たりをするといったことが不思議で不思議でならなかったんだけど、この番組を見てなんとなーく納得。
すべてのイギリスの給食がそうではないのだろうと思うんだけど(*番組では"低所得者層の学校"がターゲットだったと思う。裕福な学校はまだ違うのだろう…と思いたい)、小さな子供の時からジャンクフードやチョコレートバーなどといった偏った"給食"を食べ、また家庭でも同じものを食べるといった食生活を続けていればあのような若者が出来上がるわけだ…と他所の国のことながら愕然としましたわ。

もともとイギリス=メシのマズイ国、というイメージがあったんだけど、それは「食い意地が汚い事は宗教的によろしくないとされているから」→「料理そのものに感心が薄い」ということなのだろーなぁと勝手に解釈していたんだよね。
でも、事実はそのような単純なものではなかったらしい。

ジェイミー君は今回子供のくせに意固地な小中学校の生徒と、規則や手順を重要視する頑固な学校の給食おばさんたち、予算に縛られるお硬い役人を相手にイギリスのお粗末な給食事情を改善するべく孤軍奮闘するのであります。

最初は私も結構簡単な問題なんじゃないかと思ったんだよ。
ジャンクフードばかり食べるのも、未知の味に臆病なのも、ただ単に「体に良いおいしいものを知らないからじゃないの?」って。
だから、「おいしいものを食べさせてみればいいだけじゃない?」ってね。







しかーし、三つ子の魂なんとやらで、油ギットギトのジャンクフードを「おいしい」と言い、新鮮な野菜やグリルで調理したチキンでさえ「マヅイ!」と捨てる生徒が続出の結果に驚いたのはジェイミー君だけでなく見ている我々も同じじゃなかろうか。

"貧困層地区"の学校っていうけど、生徒たちは皆小綺麗でオシャレさんだし持ち物も古臭くないし、貧乏だからと痩せてガリガリ君な生徒は見当たらない。(むしろデ…げふんげふん)
ただただ「おいしくない」「今までに食べたことがないから気持ち悪い」というあきれた理由でお皿に乗った料理(フツウにおいしそうなのに!)をためらいもなくゴミ箱に捨てていく。
私から見ればヘルシーだしとっても美味しそうなのにぃーーーー

捨てるなんてありえへーーーん!!(これが貧困層なのか?)



彼らは要するに自分の食べたいものしか食べたくないワガママ食わず嫌い貧乏のようのだ。

すみません、私、自分が子供の頃は朝ごはんきっちり食べてもお昼にはお腹ぺこぺこで学校の給食は完食が基本でしたけど何か…?




同じイギリス人のジェイミー君も

「子供ってこんなんだったっけ…???
ボクも学生の頃は相当やんちゃだったし生意気な方だったかもしれないけど、あんなに意固地じゃなかったよ?」


と困惑するほどの敗北結果が続く。
低予算でできるだけヘルシーでおいしいものを作ってもどんなに食事が大事か説明しても子供達の態度は頑なで、おいしそうで新鮮なサラダなどは残され、“いつもの”酸化油っぽい訳わからなさげなジャンクフードばかりが「あれが食べたい!」と求められる。

もう私からしたら「食べるものを粗末にするなんてっ!!!!(怒)」と屁理屈ばかり言う生徒にまたまたイライラするというw(これってそーゆー演出なのかと思うくらいだ)

また頑固な給食おばさん(ノーラ)とも気が合わなくって、ジェイミー君もイライラしっぱなし。
しかし、このノーラおばさんがジェイミー君と衝突しながらも、後にこの給食革命でなくてはならない重要な人物に育っていくのは意外だった。
頑固なだけにその心に訴え一度信頼を得ると実に心強い相棒になるんだな。
もともと仕事にプライドを持っているが故の頑なさだったのか、食事(給食)が子供たちの健康にどれほど影響を及ぼすのかを理解すると率先して子供達を説得しようと努力する。
その姿は見ているこちらも好ましく頼もしいとうれしくなってしまうほどだ。




で、最初学校の中でだけ給食について改革しようとしていたジェイミー君だが、問題の根本は「家庭」からあるということに気がつく。
とある家庭を訪問し、その「家庭料理」の実態に直面してまた愕然。
そらそーだわな、「お弁当」=家庭で保護者が子供に持たせるものなんだから。
お昼にお菓子を食べてるコは親にそれを渡されているんだし。



「いつもそんなもの(ジャンクフードorお菓子)ばかりお弁当に持たせるの?」

「家は昔からこうね。楽だし、それに子供がほしがるし」


そうやって家庭での様子をしばらく観察してみる。
学校の様子もなんじゃこりゃだったけど、家庭でも子供達は腕白…というよりちょっとキレ気味のDQN…(げふんげふん)自分のワガママが通らないとすぐに奇声を上げて暴れるみたいな。
さらにその家庭での食事の様子を見ていたジェイミー君、本業シェフ魂が燃えるのか、「家庭でも出来る簡単でおいしくて栄養バランスのよい料理」(もちろんお値段もやさしい)をママンに伝授、食事がいかに子供の成長に重要であるか説明し、1週間でいいからとその食事を実践させてみる。



後日その家庭を再訪し、ママンにどうだったか聞き込み開始。

「驚いたのは…、きちんと料理した食事を与えると、子供たちがとてもおとなしいの」

「おとなしい?」

「いつもはすぐ大声出したり暴れたりするの。
でも最初の一日目から、なんて言うのかしら、そうとても落ちついたっていうか…」


「一日目から?」

「ええ、たった一日で。こんなに変わるなんて…驚いたわ」


食事が子供に与える影響が、身体的な面だけでなくその精神的な面にもこんなに如実に表れるもんなのか!?という目の前の事実に当のジェイミー君も本当に驚いたようだった。

しかし理屈の通る大人は説明で説得できても、意固地な子供ほど説得するのは難しい。
ジェイミー君はそんなわからずやの子供達相手に食事の大切さを時に楽しませ、時に笑わかせ、時にショックを与え、泣かせてしまう場合も怯まずにしかしユーモアとやさしさも忘れずにコツコツと訴え続けるのだった。






その甲斐あって、当初誰からもその趣旨を理解されず孤立無援状態だったジェイミー君の「イギリスの給食事情を改善したい!」という熱意は、給食おばさんから家庭のママン、当事者の子供達、そしてなくてはならない予算を仕切るお役所の会計担当者、果てはイギリス国家の首相(当時はブレアさん)にまで届くことになる。

一介のテレビタレントシェフが、学校給食のために国家予算から大幅に資金を増やすことに成功するのである。
ここまで見ると、こちらまで感慨深くなる。
まあ、もともとの予算が少なすぎたのだろうけども、どこの国でもお役所の予算をもぎ取るなんてなかなかできませんぞ。>あっぱれ!ジェイミー君。

もちろんこれはほんの序章にすぎなくて、ここから先が本当に大変なのだろう

全体を通して思ったのは、「食事ってやっぱ大事だよなぁ」ということ。
だって小学生の子供がそういった偏った食事が原因で便秘になって病院に担ぎ込まれるのがフツウって普通じゃないでしょ!?






実は仕事で知り合った方がイギリスの軍人さんと結婚して今月にはあちらで結婚式を挙げることになっているので、ふと思い出して昔書きかけて放っておいたこの記事をひっぱりだしてみたのだったりするw
がんばっておいしいゴハンを家庭で作ってあげてほしいなぁ。(多分、彼女なら大丈夫だと思う)

いつか彼女のお家にお邪魔してイギリスのゴハン事情を生で覗いてみたい。
あ、ついでにジェイミー君のレストランにも行ってみたいw

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