小さなお茶会 ~じるこん堂へようこそ~

匂いの迷路をひげの指すとおり進めば 少々思わぬことに出くわしても辿りつける…らしい。

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羅川真里茂 「ましろのおと」 

羅川真里茂といえば…「ニューヨーク・ニューヨーク」(全4巻)。


ニューヨーク.ニューヨーク4

いろいろ書いてたのに保存の途中で2回も消されたfc2のあほーあほー(泣)

第4巻が初版発行(ジェッツコミックス)されたのは1998年(平成10年)ですが、白泉社「花とゆめ」に最初に掲載されたのは今から16年前の1995年(平成7年)の作品です。

あれ、そんなに昔じゃないなw

カワイイながらも骨太で魅力的なキャラクターに思いがけず殺伐としたテーマ(浮気、嫉妬、売春、強盗、殺人、親子の確執、エイズ問題、誘拐、児童虐待、猟奇殺人、PTSD等々)を真面目に物語に盛り込み、それでいて最後にちゃんとハッピーな感じで終わるという救いも忘れない、少女マンガのゲイもののなかでも名作と呼ばれている作品のひとつです。

この方の代表作は他にも「赤ちゃんと僕」全18巻、「いつでもお天気気分」(全?巻だっけ)などがありますが、実は絵そのものがそんなに好きではなくこのマンガ以外に手は出してなかったのですが…




ここのところ本屋で見かけては気になっていたマンガがあり、本日3巻一気買いして読んでみたのがこの「ましろのおと」です。



ましろのおと1



内容は「三味線マンガ」ということしか知らなかったのですが、というか「三味線マンガ」だったので買ってみたのですが、感想は一言で言ったら

「…すげぇ(溜息)」



講談社「月刊少年マガジン」2010年(平成22年)1月号に"読み切り"で掲載(トラック0)、その後同年5月号、6月号に掲載したトラック1、2を合わせ同年10月15日に「ましろのおと」第1巻は初版発行された。

またまた勝手な予想だけども、「三味線マンガ」なんて他にあるんだかないんだかもよく分からないけど、多分あんまりないんじゃないだろうか。
「こんなジャンルが受けるのか?」という感じで様子見してみたら「おもしろいよ!行けるよ!!」という感じでめでたく連載という感じだったのかな?

羅川真里茂氏は「ニューヨーク.ニューヨーク」の頃からものすごく丁寧なマンガを描いているという印象があったけど、この16年間でさらに磨きがかかっていた!

マンガ家さんによっては長く描き続けていくうちに時代に合わせてだったり掲載するマンガ雑誌の色に合わせてだったり筆跡の変化だったりで絵が変わってしまうことがよくあるけど、「ましろのおと」の絵は昔に比べて素晴らしく洗練されているけれども絵は「羅川真里茂」のそのままだった!

キャラクターの骨太な感じもそのままだったw

なんかうれしかった。
例えるとしたら、長年会っていなかった友人と久々に再開したらスタイルは変わってたけど昔のキャラはそのまんまだった、みたいなうれしさ。



ましろのおと2

第2巻(「月刊少年マガジン」2010年(平成22年)7月号~2010年(平成22年)10月号分まで掲載)の初版発行は2010年(平成22年)12月17日。




丁寧なマンガはすごい。

今時の高校生が主人公のマンガとか、特に誰が誰を好きだとか嫌いだとかもう共感できる気がしなくて最近は読む気力もなかったりするんだけど、そんなことはどうでもいいくらいの強烈なキャラクターに三味線が絡んでいるんでまったく気にならない♪

三味線なだけに、音をマンガで表現するのはとても難しいと思うけど、読み進めていくうちに迫力ある音が迫ってきてゾクゾクする。
もっと聴きたい!もっと弾いてくれ!って思う。





ましろのおと3


第3巻(「月刊少年マガジン」2010年(平成22年)12月号~2011年(平成23年)3月号分まで掲載)の初版発行は2011年(平成23年)4月15日。



とうとう第3巻では津軽三味線甲子園なるものまで登場して益々登場人物が増えてきそうでその辺だけはちょっと心配。
いえ、ストーリーがじゃなくて自分がこれ以上増えるいろんなキャラの人間関係についていけるのか…という。

でも楽しみ♪
今度はどんな音を鳴らしてくれるのかワクワクします。




せっかくなので、ちょっと系統は違うけど最近のお気に入りを。
雅楽(邦楽)で奏でる「Bad Apple!!」
これオリジナルがすごく好きなんだけどまさかの邦楽バージョン、これがまたスゴイ!!

傷林果(しょうりんか)というのはこのユニットの団体名なんですかね?
企画・アレンジを考えた方素晴らしいと思いました。

【BadApple!!】傷林果 【ShouRinka】







ちなみにオリジナル?(*)の音源はこちら↓これが結構好きで困る。

【Touhou MMD】Reimu & Marisa Bad Apple!! Dance-PV【東方】




(*)もともとのオリジナルは10年くらい前のゲームの音楽のようです。(元曲の作者はZUNさん)
オリジナルには歌はなく曲ももう少しシンプルな感じだったようですが、この歌バージョンのアレンジが2007年(平成19年)頃だったかな?(うろ覚え)
ゲームそのものは全く興味はないんですが、この歌バージョン、そして上記の傷林果の邦楽バージョンを聴いたら、そろそろオーケストラバージョンがあってもよさそうな感じですよね。(どっかやってくれないものか)





あと別のバンドと三味線コラボの、MONKEY MAJIK+吉田兄弟「Change」を使った大変気持ちよい動画があったので。
これは音楽の使い方、映像の編集の仕方ともに大変すばらしい!

AFC Asian Cup 2011 日本代表 Samurai Blue " Change "






「Change」ショートバージョン↓

MONKEY MAJIK+吉田兄弟 / Change







あと第2巻で登場する"じょんがら節"はちゃんと押さえておかねばなるまい。
(*第1巻から"じょんがら"登場してました^^;タケト君の前座ライブでやってましたね)


上妻宏光 "津軽じょんがら節"






第3巻によると、じょんがら節にはその時代時代にいろいろ演奏のバージョンがあるそうな。



 ひとくちに「じょんがら節」と言っても、その節はいくつもある。
 時代によりそのテンポと奏法は変わり、

 「旧節」(きゅうぶし)
 「中節」(なかぶし)
 「新節」(しんぶし)

 と分けられる。

 「旧節」「中節」はリズムがはっきりしておりテンポは遅い。
 「中節」の後に「新旧節」が生まれ、それを派手にしていったのが「新節」である。

 「新節」の音は一番複雑であり、故に難しいものを追求していく。
 一般的に「じょんがら曲弾き」と言えばこれを指す。


 初代 木田林松栄(きだ りんしょうえい)の弟子、小山貢翁(おやま みつおう)が楽譜におこしたのが「六段」。

 今では「じょんがら」の基礎曲とされている。





そのじょんがら(新節)の昔の演奏音がありました。
音源は今から38年前の1973年(昭和48年)、12月11日~12日に東京渋谷ジャンジャンにて高橋 竹山氏が演奏されたものだそうです↓。


★【三味線じょんがら(新節)/(初代)高橋 竹山 Samisen-jyonkara / Takahasi Tikuzan Ⅰ




やはり演奏する人によって音は違うんですね。

第3巻で三味線甲子園の課題曲「新節」を主人公の雪(セツ)が苛立ちをぶつけるように激しく弾くシーンがありますが、どんな感じだったのかとても興味があります。
聴いてみたいですね~。

ちなみに当じるこん堂では、2007年(平成19年)5月17日の記事で「伝統にして新しい、この摩訶不思議な津軽三味線の世界をお楽しみあれ!」と三味線映画で盛り上がってました(ひとりで)w

この映画、B級ながら題材としてかなりおもしろいので、編集でもうちっとさくっと短くテンポよく仕切り直せばこのマンガ「ましろのおと」と共にイイ感じで盛り上がれると思うの。
筒井監督なんとかしてー!!
講談社動けー!!


オーバードライヴ



三味線をあなたに!つ筒井武文監督 『オーバードライヴ』






お!?そういえばもう第4巻が出ていた。
近所の本屋になかったよー!!続きが見たくて(聴きたくて)たまりません!!


ましろのおと(4) (月刊マガジンコミックス)ましろのおと(4) (月刊マガジンコミックス)
(2011/09/16)
羅川 真里茂

*詳細を見る



ともあれ今後がとっても楽しみなマンガが出てきてうれしい限りです。

ちなみにこのマンガで一番好きなキャラクターは雪の母親梅子です。
己の欲望に忠実で愛するものへは金も言葉も惜しまないエネルギッシュなオンナ、梅子(4?歳)。

このマンガで三味線だけでなく楽しめるのが、津軽弁。
いや、いいよ津軽弁(青森弁)!
もしアニメ化や映画化してもこの津軽弁は絶対はずさないでほしい。
でもって、音付ける時は、


「みったぐねぇ音(おど)鳴らすなよ」


へばっ♪





<追記>
なんかマンガの予告PVがあったw


マンガ「ましろのおと」3巻「予告編」PV




三味線は上妻宏光氏だったのでよいとして…ナレーションの津軽弁がなんか違うと思ったのは私だけ…?
いや、本物の津軽弁ちゃんと聴いたことないから分からんけど。

頼むでなんかの時は、三味線と津軽弁は「みったぐねぇ音(おど)鳴らすなよ」でお願いします。


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